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悪の出世学 ヒトラー、スターリン、毛沢東 幻冬舎新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2014/03/28 |
JAN | 9784344983427 |
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商品レビュー
3.5
27件のお客様レビュー
大出世を果たしたヒトラー、スターリン、毛沢東の3人を取り上げて、それぞれが如何に歴史に名を残すトップにまで上り詰めたかを記している。タイトル「悪の出世学」とある様に、我々の知る3人が歴史に名を刻む要因となった行いは、政治家としての素晴らしい実績よりも、大粛清や虐殺、失政などが目立...
大出世を果たしたヒトラー、スターリン、毛沢東の3人を取り上げて、それぞれが如何に歴史に名を残すトップにまで上り詰めたかを記している。タイトル「悪の出世学」とある様に、我々の知る3人が歴史に名を刻む要因となった行いは、政治家としての素晴らしい実績よりも、大粛清や虐殺、失政などが目立つ。勿論、トップになるその過程では、国民の多くの支持を受けていたことも事実ではあるが、普通のやり方とは大きく異なるその手法、3人が上り詰めるまでの道のりをわかりやすく解説している。 共通しているのはライバルを蹴落とすのも徹底的であるという事だ。自分がトップになるには、国民や同僚から人気のある別の人物は邪魔になる。普通の人の考えなら、そこと手を組んで一緒に世の中を良くしていけば良いと考えるであろうが、3人は違う。謀略をめぐらし出る杭は打たんとばかりに、次々と閑職に追いやったり、無い罪を着せて処刑したりとやりたい放題である。ロシア、ドイツ、中国と何れも大国であるから、ライバル争いも熾烈であるには違いないが、血も涙もないようなやり方は呆れるのを通り越して、見事に感じてしまう。特に「敵の敵は味方」として、それまでの対立を捨てて、無節操に手を組むあたりは、何れの人物にも共通するやり方だ。加えて3名とも中途半端な地位や役職は求めず、始めからトップの位置しか狙っていない。トップ以外には目をくれず、他の権力に丸め込まれる様なこともない。自分が最終的に最大権力を手にすれば、あとはどうにでもなるから、最大権力以外は必要ないと言わんばかりである。 そうした手法がエピソードと共に大量に紹介されているので、大きな企業で社長を目指すなら、少しくらいは同感できる点もあるかもしれない。相手の弱みに付け入る、あらゆる手段を駆使して情報収集する、好かれずとも嫌われない程度の位置を固持する、じっと我慢して機が来た時には美味しいところを全て持っていく、当たり前のことでも大々的にアピールする、人の心を動かすスピーチ力。悪い面ばかりでなく、リーダーとして持っておくと役立つスキルも多く紹介されている。今の自分はトップに取って代わる気概もなければ、なるべく人とうまくやりつつ、社にとって大きな成果を挙げることで登っていきたいと思う。だが残り時間も少なくなると、時間的な危機感も後押しして、本書の様な手法を少し使ってみたくなる様な誘惑もある(実際にはやらない、やれないだろうが)。 ビジネスパーソン全てがこの手法を用いて成功するとは思えないものの、日本の大企業の中にも似た様な手法を用いてトップに上り詰めた人もいるだろう。何を選択してどの様に出世していくかはそれぞれの自由ではあるが、一つのやり方、もしくは反面教師的に学んでおくと、何かの役に立つかもしれない。
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歴史上最も人を殺したと言われるヒトラー、スターリン、毛沢東のそれぞれの出世方法を分析解説したものであり、やはり普通は真似たくてもできないのであろうが、他に考察すべきは、そういった圧倒的な権力者が現れた時に、その者から逃れるよりも、人はその者を恐れ、命令に従ってしまうのであろう。...
歴史上最も人を殺したと言われるヒトラー、スターリン、毛沢東のそれぞれの出世方法を分析解説したものであり、やはり普通は真似たくてもできないのであろうが、他に考察すべきは、そういった圧倒的な権力者が現れた時に、その者から逃れるよりも、人はその者を恐れ、命令に従ってしまうのであろう。その命令が人を殺すことであっても。それは命令に従わなければ、自身の命の危険があるからというよりも、まるでマインドコントロールされたみたいに正常な考えができなくなるのであろう。 いまだプーチンや習近平など絶対的権力者が国を牛耳っており、ロシアはウクライナへ侵攻し、台湾情勢も安定性を見せない今日において、この三人については、もっと研究すべきではなかろうかと思われた。
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いわずとしれた近代史に残る世界三大権力者の、組織内をのしあがっていく彼ら独特の出世学、まあ要するにこの場合自分に反旗を掲げるものを次々と粛正していくだけ、という身も蓋もない事なのだけれど、組織のトップになる道筋について非常に独特でユニークな考え方を持つこの三人の人生を考察するこ...
いわずとしれた近代史に残る世界三大権力者の、組織内をのしあがっていく彼ら独特の出世学、まあ要するにこの場合自分に反旗を掲げるものを次々と粛正していくだけ、という身も蓋もない事なのだけれど、組織のトップになる道筋について非常に独特でユニークな考え方を持つこの三人の人生を考察することで色々学ぶこともあるだろう、という書。 そういう意味においては実に面白かった。決して褒められた行いをした三人ではないが、というかむしろ虐殺した規模においては人類史上最悪の部類に入る悪党だと言えるけれど、人類の歴史というのは極言すれば侵略の歴史であり、それに伴う大量殺戮の歴史であることを考えると、彼らもまた人類の負の歴史の1ページであるに過ぎないともいえる。長い長い歴史上のちょっとしたハイライトというくらいで。 その彼らが、ある組織内から始まって最終的には国家レベルにおいて一時期であれ決して少なくない人々の支持を得、それが半ば強制的と言えどもある程度の期間維持されていた、というのはすごく興味深い問題だとも思える。もちろんこうして客観的な歴史的を省みる立場で見てみれば、という事だけれども。
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