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父という病
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
| 発売年月日 | 2014/03/22 |
| JAN | 9784591136737 |
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父という病
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商品レビュー
4.1
18件のお客様レビュー
私の母は父をいつも貶し馬鹿にして見下していた。それは、私の世界や対人関係全般との関わり方において影響を与えている。私は子どもの頃父のことを見下していた。父は仕事をサボって遊んでばかりで給料が少なくて、友達もいないダメな人なんだと思っていた。父は自営業で、子どもの頃仕事のお手伝いを...
私の母は父をいつも貶し馬鹿にして見下していた。それは、私の世界や対人関係全般との関わり方において影響を与えている。私は子どもの頃父のことを見下していた。父は仕事をサボって遊んでばかりで給料が少なくて、友達もいないダメな人なんだと思っていた。父は自営業で、子どもの頃仕事のお手伝いをしてお小遣いをもらうことがあった。父はいつも几帳面で淡々と仕事をしている。暑い日でも、寒い日でも、疲れている日でも、体調が悪い日でも、肘や腰が痛くて思うように体を使えない日でも、誰に監視されているわけでもないのに、毎日朝から時間通りに仕事を始めて、黙々と作業をしている。大学に進学するにあたって、父に奨学金の申請を提案したけど断られたとき、最初はいつもお金がないと言ってるのに不思議だなと思っていた。でも、よく考えたらお金がないといつも言っていたのは母だ。そのとき、母は「お父さんは考え方が古いから、奨学金を借金だと言っている」と言っていて、私はそれを鵜呑みにしていた。今思えば、父のその配慮は私の人生を大きく左右するとても有難いものだった。今は、奨学金は実際に借金なのだと私も思う。大学の高い学費を払ってもらうにつれて、子ども2人を奨学金を借りずに大学まで送り出すのはすごいことだと思うようになっていった。また、自営業で自分の力でお金を稼いで生活を支えてもらってきたことに感謝と尊敬の念をもつようになった。 母親は父親を締め出して子どもを独占し、支配的な関係を作ることがある。私は潔癖なところがあり、娘を独占する欲望がある。意識して治さなければ、私も夫と娘の取り合いをして、夫のことも娘のことも傷つけてしまうだろう。娘を1人の人間として尊重し、寛容な心で娘の気持ちや行動を受け止める必要がある。また、夫のことを娘の前で悪く言ったり、喧嘩をしたりするのは絶対にしないようにしたい。私の父親像や夫への接し方が娘の父親像に影響を与えることを念頭におき、娘のことも夫のことも良いところを進んで認めて、感謝することができたら良いなと思う。今は夫が母親の役割をしてくれている。これから、娘の愛着を安定させることに私のできる範囲で力を尽くしていきたい。 育休に入り、私の世界が家庭だけになったとき、夫の言動への執着が一層強くなり、夫との愛着が不安定になった。FXに依存することで、夫に反抗し、夫婦の問題やお金の問題から逃れようとした。これからは、夫の欠点ばかりではなく、良い点を見て、共感的で肯定的な応答をしていくことで、夫の安全基地になるように努めたい。そうすれば、夫も私の安全基地になってくれる。 私は依存気質があるので、奉仕する仕事が向いている。発達障害の特性としては、教員の仕事は向いていないが、奉仕する仕事という点では合っている。奉仕したい欲求は仕事に向けて、そこで人の役に立つ喜びを得て、家庭ではそれぞれの自主性を尊重することでバランスを取りたい。 私は、母子融合の状態をまだ卒業できていないのかなと思った。
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岡田尊司「父という病」 ・狩猟採集時代 母系社会 子育て短命、父よそ地球 ↓ 農耕集団時代 共同体、家父長制 組織社会 エディプスしがらみ 不全愛着の世代間連鎖 ↓ 世界大戦グローバル化(母性 愛着 欲望 希求) ↓ 近代工業時代 子 育て家庭、母父よそ会社 長命 (母と子の密着 アンバランス 自律性) ・男女ともに母性ホルモンオキシトシン、父性ホルモンバソプレシンが備わっている。 バソプレシンのみが強い場合 性愛性がつよく対象が不在になると家庭は破綻する。 オキシトシンのみが強い場合 自身と他者のつながり体験の共有気持ち接点を重視し、癒着し社会性が乏しい。 両方ともつよい場合 家庭的不義が少ない 親愛性愛の区別がつかない為禁欲的な面もある 両方ともよわい場合 孤立を好み、没頭している。 ・父親にゆだねられた権利と、その不在の悪影響 ①母親への依存と母子融合 ②誇大な願望と自己コントロールの弱さ ③不安が強くストレスに敏感 ④三者関係が苦手 ⑤学業や社会的な成功に悪影響 ⑥性的アイデンティティの混乱 ⑦夫婦関係や子育ての問題 規律倫理 うち家庭からよそ家庭へ鬼は外福は内 自立 自己決定 栄華 ・母もと 自己同一化 ←父 何者 母子愛着&分離 ・子々孫々 世代間連鎖 ・ヘルマン・ヘッセ 車輪の下 p88 死
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・エディプスコンプレックス フロイトが父に対しての恐怖、嫉妬を自己分析し、母に対して性的願望をもっていたからではという結論を出した。 (強い家父長の時代) →エディプスなき時代へ。父は働き手として家から姿を消す。父の不在と母子の密着 自分の中の父親像を再吟味する必要がある 父親の存在とは必ずしも現実の存在だけを意味するわけではない。 現実の父親がどうであるかということ以上に心の中の父親像がいかなるものであるかということも大切。
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