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日本の企業統治と雇用制度のゆくえ ハイブリッド組織の可能性
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ナカニシヤ出版 |
| 発売年月日 | 2014/03/01 |
| JAN | 9784779508240 |
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日本の企業統治と雇用制度のゆくえ
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日本の企業統治と雇用制度のゆくえ
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商品レビュー
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「本書の目的は、バブル崩壊以降、何よりも90年代終盤の金融危機と日本企業の危機的状況を引き金としてはじまった日本の企業統治と雇用制度の変化を捉えること」としている。 ここで企業統治の変化というのは、それまでの株式持ち合い制度やメインバンク制度が後退し、機関投資家や個人投資家が株を...
「本書の目的は、バブル崩壊以降、何よりも90年代終盤の金融危機と日本企業の危機的状況を引き金としてはじまった日本の企業統治と雇用制度の変化を捉えること」としている。 ここで企業統治の変化というのは、それまでの株式持ち合い制度やメインバンク制度が後退し、機関投資家や個人投資家が株を持つようになり、企業に短期的な利益や配当を求めるようになったことを指す。また、雇用制度の変化とは、非正規雇用の増加や成果主義的な報酬制度の導入等を指す。 予測されるのは、株主・投資家が力を持つようになり、短期的な利益を重視するようになると、これまでの日本の長期雇用制度や年功的な賃金制度は崩れていくのではということであるが、実際には、長期雇用の継続の有無、成果主義的な報酬制度の導入の有無による4種類の形態に分かれていったことを本書は示している。要するに、一つの方向に収斂したわけではないということである。 資本主義と呼ばれる制度自体、英米型の「自由な市場経済」と、大陸ヨーロッパや日本等の「調整された市場経済」に分かれる「資本主義の多様性」が主張されている。上記の日本企業の対応の多様性は、資本主義の多様性に加え、国毎に・企業ごとに対応の多様性が存在することを示していると解釈できる。 本研究では、長期雇用+成果主義的雇用制度という組み合わせの企業が最も高いパフォーマンスを示していることが示されているが、「長期雇用」は日本的な「調整された資本主義」的なものであり、「成果主義」は、英米型の「自由な市場経済」と適合するものである。要するに、資本主義の多様性には、「自由な市場経済」と「調整された市場経済」のハイブリッド型の形態も存在し得ることを筆者は主張していると、本書を理解した。
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