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木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(下) 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2014/02/28 |
| JAN | 9784101278124 |

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木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(下)
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商品レビュー
4.3
45件のお客様レビュー
この作品は、柔道家木村政彦の生涯を描いたノンフィクションで、彼の実力や人間性、そしてプロレス界での評価を再考させる内容です。著者は木村の汚名を晴らすことに情熱を注ぎ、力道山との対決が持つ意味を深く掘り下げています。読者は、木村がいかに強かったか、また彼の生き方がどれほど不器用であったかを理解することができます。
戦後の日本を舞台にした熱いドラマや、歴史的な試合の背景が豊富に描かれており、当時の観客の熱狂も伝わってきます。映像資料を通じて、木村と力道山の対比が浮き彫りになり、読者はその真実に迫ることができます。また、著者の公平な視点が、木村への思い入れと相まって、物語に深みを与えています。全体として、木村政彦という人物の真実を知ることで、格闘技やプロレスの魅力が新たに感じられる一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
◼︎導入 やたらとレビューが高評価でもあるということや、「木村政彦」って誰だ?というところから本書を手に取りました。一方、タイトルにある力道山は戦後のスターで、空手チョップが代名詞のあの力道山です。 特段、格闘技に興味があったわけでもなく、でもあの松岡正剛も千夜千冊で取り上げてい...
◼︎導入 やたらとレビューが高評価でもあるということや、「木村政彦」って誰だ?というところから本書を手に取りました。一方、タイトルにある力道山は戦後のスターで、空手チョップが代名詞のあの力道山です。 特段、格闘技に興味があったわけでもなく、でもあの松岡正剛も千夜千冊で取り上げていたこともあり、かなりミーハーな気持ちで本書を手に取りました。 ◼︎内容 本書は簡単に言うと作者増田氏が、関係者への取材や当時の資料を読み漁り、木村政彦の名誉挽回のために4年という歳月を掛けて書き上げたものです。 名誉挽回しなければならなかったことについては本書で確かめて欲しいですが簡単に言えば、「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」と謳われた最強の木村政彦とスーパーヒーローの力道山が対戦し、その結末及び社会的評価に対してのことです。 正直、上下巻合わせて1000Pを超える作品は長かった。 長すぎて途中(特に上巻)で挫折しそうになり、そのため上巻は評価は⭐︎3とした記憶があります。 聞いた事のない人物、団体、そして木村政彦の強さを証明する事実を繰り返すことが多かったからだと思います。 当時読んでいる私の心の中でも「あー、これは木村政彦の武勇伝的なもので退屈なやつかな?」と半信半疑となっていました。ただの木村政彦ファン向け武勇伝やんと。 実際に増田氏も木村政彦の強さを証明したいという想いがこの時は強かったのでしょう。 ◼︎転換点 それがある所から少し様相が変わります。 変わらず、事実関係の整理は進んでいるのですが、進めば進むほど作者も悩み始めます。 本当に木村政彦は力道山よりも強かったのか?と。 木村政彦に対してのリスペクトがあるせいで盲目的になっているのではと。 そのため下巻の後半からは取材で見えてきた木村政彦本人の葛藤と作者の中にある「木村政彦像」との答え合わせが手探りで進んで行きます。 もう、ここからは武勇伝的な要素は少なく、作者も木村政彦も揺らぎまくりのなかでの作業となります。 ここが本書の真髄です。 歴史には陰と陽、表と裏があり木村政彦は間違いなく陰や裏の人間です。儚くも歴史がレッテルを貼ってしまいます。 木村政彦は様々な状況下でもアイデンティティを回復して行こうもがき苦しみます。時には短刀を持って力道山を殺そうと考えます。 それでも、木村政彦はそうしなかった。何故か? それが本書のタイトルにもなっています。 要するに本書は歴史的な事実を踏まえ、また綿密な取材を通して増田氏が本当の「木村政彦」を探す旅だったのです。 実際、木村政彦本人も最後の最後まで揺れ動いています。 その点について本書を通じて感じて貰えたらと思います。 最後に本書を手に取って本当に良かったと思います。 一読の価値ありです。
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出張中に上下巻一気読み。 自分は長らく空手やキックボクシングをやっていたにも関わらず、格闘技観戦には興味がなく、子どもの頃にテレビで見た女子プロレスは別としてプロレスも全く興味が無い。 それなのに、なぜこの本を買ってしまったのか? 自分でも不思議。 力道山や大山倍達の名前は...
出張中に上下巻一気読み。 自分は長らく空手やキックボクシングをやっていたにも関わらず、格闘技観戦には興味がなく、子どもの頃にテレビで見た女子プロレスは別としてプロレスも全く興味が無い。 それなのに、なぜこの本を買ってしまったのか? 自分でも不思議。 力道山や大山倍達の名前は知っていたが、木村政彦は知らなかった。しかし、この本を読むと、木村政彦がどれほど強かったのか、そして、柔道や格闘技については、素晴らしい経験も知識も洞察力もあったのに、人を見る目と生き方が不器用だったのだと理解した。 理解した、と記したが、理解できるわけなんかない。唯一残っている試合動画が、エリオ・グレイシーに勝ったものであり、しかも、木村政彦を尊敬するグレイシー一族が、グレイシー・アカデミーの公式動画として公表しているという。それを観たが、勝ったらしことは分かるが、その勝ち方がどれだけすごいのかは今ひとつ分からない。しかし、この本を読了したら、木村の前に木村なし、木村の後に木村なし、と私もぉ感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
下巻では、力道山との試合での敗北と、その後の人生における葛藤にあります。木村は全日本選手権三連覇(1937〜1939年)を達成し、約15年間ほぼ無敗という記録を持つ柔道界屈指の実力者で、「負けること=屈辱」という強い信念を持っていました。しかし、プロレスとして臨んだ力道山戦では準備を怠り、不意打ちの攻撃に対応できず惨敗。その敗北は心に刻まれ、生涯消えない悔しさとして木村を苦しめました。拓殖大学柔道部の監督となった木村は、九州遠征で岩釣兼生を見出し指導し、日本一に育てます。こうして下巻は、敗北を抱えながらも弟子の成長に生きがいを見出した木村の人生が描かれている。
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