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木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(下) 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2014/02/28 |
JAN | 9784101278124 |
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木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(下)
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商品レビュー
4.2
41件のお客様レビュー
積読本でしたが、やっと読了しました。木村政彦といえば。私らの年代だとプロレスラーとしてのイメージしかない。13年連続日本一。「木村の前に木村なく、木村のあとに木村なし」とまで謳われた伝説の柔道家だったことを知るのは、かなり後になってからである。 さらにプロレスラーとしてとし...
積読本でしたが、やっと読了しました。木村政彦といえば。私らの年代だとプロレスラーとしてのイメージしかない。13年連続日本一。「木村の前に木村なく、木村のあとに木村なし」とまで謳われた伝説の柔道家だったことを知るのは、かなり後になってからである。 さらにプロレスラーとしてとしては、力道山にボロ負けしたことが有名になってる(悲しい)。本書は、その木村の生い立ちから亡くなるまでを丹念に描いたノンフィクションである。第43回大宅壮一ノンフィクション賞、第11回新潮ドキュメント賞受賞作。 著者の木村に対しての思い入れが随所にみられるのだが、ジャーナリストとして公平性を保とうという気持ちもうかがえる。もっとも木村政彦という男に対して思い入れがなければ、原稿用紙1600枚もの大著を書き上げられないだろう。
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上巻に続き下巻もイッキ読み。 ページを捲る手が止まらん。 柔道はスポーツでなく、格闘技としてみると 最強なんだろうなと思ってしまった。 とにかく木村政彦の凄さと、その柔道史が事細かく書かれていて、 これ二冊(上下)読めば、いっぱしの柔道ツウになれること間違い無し。 歴史書です。
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歴史にたらればはないが、力道山にあんな負け方をしなかったらどういう後世になっていただろう。プロ柔道をはじめた時点でいちど踏み外しているし、木村の人格には大きな心と、間違いなく令和の時代だったらあっという間に干される酷い悪童が同居している。それでも彼がしてきた信じられないほどの努力...
歴史にたらればはないが、力道山にあんな負け方をしなかったらどういう後世になっていただろう。プロ柔道をはじめた時点でいちど踏み外しているし、木村の人格には大きな心と、間違いなく令和の時代だったらあっという間に干される酷い悪童が同居している。それでも彼がしてきた信じられないほどの努力と、自身の驕りとも取れる一時の気の緩みがあの悲惨な敗北を招いたことをおもうと、深く同情せずにはいられないのはやはり増田氏の文章によるところも大きいのだろうが、木村政彦という人の天性の魅力なのだろう。
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