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見知らぬ国のスケッチ アライバルの世界
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2014/03/05 |
JAN | 9784309274577 |
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見知らぬ国のスケッチ
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
「アライバル」に感動した・最高・ファンです、といった方にはぜひ「アライバル」と合わせて読んでほしい最高の一冊。 「アライバル」というグラフィック・ノベルの作品解説や作品製作過程、作者ショーン・タンの作品製作にあたっての考え方や思いを知ることができる。 もう見惚れますわ〜〜〜〜 ...
「アライバル」に感動した・最高・ファンです、といった方にはぜひ「アライバル」と合わせて読んでほしい最高の一冊。 「アライバル」というグラフィック・ノベルの作品解説や作品製作過程、作者ショーン・タンの作品製作にあたっての考え方や思いを知ることができる。 もう見惚れますわ〜〜〜〜 「アライバル」本編には組み入れることのできなかった構想スケッチなども豊富にのっていてまさに最高な解説本… ショーン・タンのバックボーンや、それにより「移民の物語」へ惹きつけられるという話も見どころ。 実際に作品の構想にあたって、作者の父親含めさまざまな移民のひとたちから取材しており、何人かの移民の話も構想の参考にさせてもらったとして紹介されている。 そういう意味では移民について興味があったり勉強したりしてる人にもおすすめです。 「アライバル」本書あとがきにも述べられていた、「Coming South」という移民の長い航海の様子を描いた絵をアライバルにオマージュした一枚があり、その2つの絵を並べて見せてくれていたりもする。 構図には確かにリスペクトを感じるが、移民たちの様子には、「アライバル」中の移民たちの国を固定したくなかったという作者の意図を含んだオリジナリティをも同時に感じた。 何よりこういった緻密な絵が、主に鉛筆で描かれていることにもう感動のため息が出た。 いや何で描かれてたとしてもため息が出るけども。 「Coming South」以外にもオマージュをしたり、たくさんの参考資料を基に描かれていることが文章・スケッチ共からよくわかり、改めてものすごい取材力と仕事量と熱量と構想を感じた。 すっげぇ… 表紙にも描かれている架空の不思議な生き物を描くにあたって、粘土で模型を作ったり、架空の国を描くにあたり写真のコラージュやPC加工などあらゆる道具や手法を使って描かれていたのだと本当に感動。 鳥をモチーフにした架空の生き物が多いのはそういう理由だったのか…としみじみ。 製作過程や表現方法をこんな感じだよ!と惜しげもなく載せてくれているので、ものづくりに興味がある人は読んで損ないかと…マジで絵が上手い… 幻想的なこの表現にはこんな考えや思いが込められていたんだとわかるのも嬉しいが、決して作者は自分の解釈を至上としておらず、練り上げた本人なのにまるで自身も一読者であるかのように作品への思いが綴られている。 解説書読んでなお、読者…こちらに幅のある作品解釈をさせてくれる姿勢も好ましい…すごい… 架空の生き物ちゃんかわいくて好きなのでグッズほしい…(突然の物欲) この「見知らぬ国のスケッチ」が邦訳・出版されたことに感謝。最高。 以下備忘録がてら章題(多分)を載せておく。 章題と外れたところにもメモのようにコメントが述べられており、それらも必見。 ・イントロダクション ・帰属意識(本作の根本な気がする) ・リサーチ(すごい!) ・長い旅路 ・新しい街 ・言語(作中の理解不能なオリジナル言語の製作過程が述べられている) ・コンパニオン・アニマル(不思議な生き物の構想経緯や架空の生き物への象徴的な思いなど) ・住まい(やはり感じるこだわり) ・模型(アイデア発展のためにコラージュや模型作るんだふーんそれで完成じゃないんだすごすぎか…コラージュだけでもうお腹一杯です) ・完成図(とうとう!ここでも綿密な制作過程が…)
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文字のない大人の絵本『アライバル』の〝移民の物語〟の世界を、奇抜な構想と奇妙なイラストで異次元の世界へと誘われた読者へ、 そのアイデアの原点を創作者自身が語った『The Art of The Arrival』の世界。 作品全体に漂う〝異邦人〟の意識感覚は、作者ショ-ン・ダンの生い...
文字のない大人の絵本『アライバル』の〝移民の物語〟の世界を、奇抜な構想と奇妙なイラストで異次元の世界へと誘われた読者へ、 そのアイデアの原点を創作者自身が語った『The Art of The Arrival』の世界。 作品全体に漂う〝異邦人〟の意識感覚は、作者ショ-ン・ダンの生い立ち(中国人の父とアイルランド人とイギリス人を先祖とするオーストラリア人)、複数の人種を祖先にもつ非先住民のもつ帰属意識からきているようで、〝異国〟の地に活路を求めた人々の希望と不安が、幻想の風景に混然と投影されています。
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確かに、作品は、國を追はれた事がない人が、まぁ考へてやってみました的な作品であったが、作者先生ご本人は確かにさう言ふ経験がないとか。 あの、a若干可愛くて、b若干うざったくて、cキャラクターが、それを認めるとなんとなく安心するんだらう的な、ソレをかう説明してくれると、なんか...
確かに、作品は、國を追はれた事がない人が、まぁ考へてやってみました的な作品であったが、作者先生ご本人は確かにさう言ふ経験がないとか。 あの、a若干可愛くて、b若干うざったくて、cキャラクターが、それを認めるとなんとなく安心するんだらう的な、ソレをかう説明してくれると、なんか納得する。
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