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津山三十人殺し 七十六年目の真実 空前絶後の惨劇と抹殺された記録

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 学研パブリッシング/学研マーケティング |
発売年月日 | 2014/02/27 |
JAN | 9784054059498 |
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津山三十人殺し 七十六年目の真実
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津山三十人殺し 七十六年目の真実
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
八つ墓村のモデルになった、日本で最大死傷者数を誇る殺人事件について書かれた本です。 とはいえ犯人は決して異常者ではありません。 家系問題や結核発症、結核差別からの村八分など様々な要因が重なってこのような事件を起こすに至ります。 普通の人が最大死傷者数の事故を起こすに至る過程は運命...
八つ墓村のモデルになった、日本で最大死傷者数を誇る殺人事件について書かれた本です。 とはいえ犯人は決して異常者ではありません。 家系問題や結核発症、結核差別からの村八分など様々な要因が重なってこのような事件を起こすに至ります。 普通の人が最大死傷者数の事故を起こすに至る過程は運命的に残酷で、遺書を読んで正直号泣してしまいました。 優等生であったゆえの高い自己評価と、過保護教育からの怠け癖や他責の傾向の強い性格など、何が人の性格を作っていくのかという点について考えさせられました。 犯人の人生や生活について想像が広がり、とても面白かったです。
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有名事件のルポ。正直、三面記事的事件はネットでまとめられている時代に、いまさらだと感じつつ読んでいった。筑波本というこの事件取材本を否定するところがあるが、ちょっと弱いなあと。推論や書き方に抵抗がある。型通りというか若いというか。2013年に現地や存命の関係者に取材しているのは認...
有名事件のルポ。正直、三面記事的事件はネットでまとめられている時代に、いまさらだと感じつつ読んでいった。筑波本というこの事件取材本を否定するところがあるが、ちょっと弱いなあと。推論や書き方に抵抗がある。型通りというか若いというか。2013年に現地や存命の関係者に取材しているのは認めるのだが。そこまで期待していなかったので、そんなものだよね、と確認の読書だった。多くの小説などの創作の元ネタとして参照される、面白いネタが満載の事件であると、再認識できた本だ。
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先月号の「本の雑誌」の特集が事件ノンフィクションで、うーん、好きなジャンルではないんだけどなあと思いつつ、いくつかのタイトルに興味を抱いて、読んでみることにした。これはそこで紹介されていた「津山三十人殺し 最後の真相」の著者が、さらに新しく調べたことを加えて書いたもの。 「津山...
先月号の「本の雑誌」の特集が事件ノンフィクションで、うーん、好きなジャンルではないんだけどなあと思いつつ、いくつかのタイトルに興味を抱いて、読んでみることにした。これはそこで紹介されていた「津山三十人殺し 最後の真相」の著者が、さらに新しく調べたことを加えて書いたもの。 「津山三十人殺し」については、個人的には「八つ墓村」より山岸涼子先生の「負の暗示」から受けた印象が強い。本書を読んで、あれはかなり正確に事実に沿っているのだということがわかった。(「負の暗示」は「神かくし」という文庫に収録されているが、どの話もオソロシイ) この事件の異様さ、殺戮の凄惨さはもはやいうまでもないだろうが、さすがに七十六年という歳月がたっているので、ある種歴史の中の出来事という感じがして、そこにわずかな救いがある。 というのは、本書の前に「消された一家 北九州・連続監禁殺人事件」を読みかけたのだけれど、そのあまりのむごたらしさに途中でやめてしまったのだ。この事件は報道規制が結ばれて(それほど残忍な犯行だった)、詳細が一般には知られていないそうだ。少し読んだだけでも、それも無理はないという気がした。この事件は2002年のことで、当然ながら、長期にわたって想像を絶する苦しみを味わったあげく死んでいった人たちの、身内や友人、知人の方たちがたくさんいる。もし自分がその立場だったらと思うと、この本の内容は耐えがたい。赤の他人である自分が、ここまで詳細な事実を知ることに、その痛みをこえるだけの理由があるだろうか。そう思ったらもう読めない。 事件ノンフィクションが苦手なのは、いつもそういう後ろめたさがつきまとうからだ。それでも読んで良かったと思えるものには、なかなか出会うことがない。
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