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母と娘はなぜこじれるのか
定価 ¥1,430
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2014/02/24 |
JAN | 9784140816271 |
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母と娘はなぜこじれるのか
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商品レビュー
3.5
27件のお客様レビュー
一言に母と娘の問題といっても、様々な違う問題を抱えていることに改めて気づいた。著者と5人の女性との対談でも、やはりそれぞれの母娘関係がある。息子は娘のように母親に罪悪感は抱かず、恩義を感じない、ということが1番の発見だった。
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特に信田さん、水無田さんとの対談が勉強になった。 女であることと人間であることの違いが大きすぎた 第二次性徴の身体的感覚の違い、 女装してる 服は脱げても体は脱げない 良妻賢母は明治に作られた
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者である斉藤環先生は、母娘の関係の特殊性について、前提として次の事柄を挙げている。 ・双方が「女性の身体」を共有している ・ジェンダーバイアス「女らしさ」の孕む逆説(女性らしい身体性を獲得することと女性らしい態度をとることに矛盾がある) では、“母と娘はなぜこじれるのか。” こじれをもたらす原因は、母による「抑圧」「献身」「同一化」の三つの支配パターンであることが多い。 「抑圧」…言葉によるもの 「献身」…“娘のために”行われる養育、アドバイスなど 「同一化」…自分の人生の生き直し 対談が始まる前の最初の数ページで情報充実しすぎぃ!それぞれとの対談も、主に上記の内容が基本となる。母と闘う人、母がわからないからこそ想像する人、母を冷静に見つめ、作品に昇華する人、母娘関係を臨床的に分析する人、母娘関係を社会的に分析する人。5名とも女性であるから、五者五様の母娘関係があるのも興味深かった(個人的には水無田さんのご母堂の様になりたい!) ここからは私の話(メモ)。 まず、なぜこの本を手に取ったのか。母とは離れて暮らしている今、良好な関係だ。が、どこかで「現在の自分がこんななのは母の育て方なんじゃないか」と思ってしまうことが多い。そして、そうやって責任を母に押し付けようとする自分の甘さに、腹が立つ。「母のせいだ」と「母のせいにするな」が私の中で喧嘩している状態が、苦しいのかもしれない。 昭和的働き方をしていた父は、単身赴任で基本的に不在(家にお金も入れず)。離婚こそしていなかったが、母に女手一つで育てられた。「あんたのために」「お母さんがどんだけ頑張ったか」、こういう類の言葉を浴びせられたのは1度や2度じゃない。父親の愚痴を聞かされるのも、弟ではなく私だけだった。これが、「母に逆らってはいけない」という感情を生む支配だったのかもしれないと、この本を読んで気づいた。 中学生のとき、付き合っていた男の子と映画に行く約束をしていた。しかし、母に誰とどこに行くかを言わないと遊びにいくお金をもらえない。ついに私は言い出せず、その男の子との約束を反故にし、関係を破綻させたことがある。これは、女性らしい身体を獲得しようとしている私に対する母の目に負けてしまった結果なんだな、ということにも、20年越しに答えが出た。 田房さんのように抜かなければならないほどの呪詛もないし、物理的な距離もあるから、精神衛生上健全な日々を過ごせている。けれど、もしも娘を持ったら…と想像したら、恐怖がこみ上げる。だから、向き合いたいのかもしれない。
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