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昆虫記者のなるほど探訪 「昆虫愛」を持った仲間たちの愉快なムシムシ観察記
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 時事通信出版局/時事通信社 |
発売年月日 | 2014/02/21 |
JAN | 9784788713154 |
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昆虫記者のなるほど探訪
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
個人的に昆虫が好きな新聞記者?が、ニュースサイトに連載していたコラムを書籍化したものらしい。虫話はそれなりに面白いのだが、マニアな昆虫話を普通のひとに読ませるために、おやじギャグ入れたり、家族に叱られたり足を引っ張られたりする様子を書いたり、涙ぐましい。それがちょっと痛い。昆虫だ...
個人的に昆虫が好きな新聞記者?が、ニュースサイトに連載していたコラムを書籍化したものらしい。虫話はそれなりに面白いのだが、マニアな昆虫話を普通のひとに読ませるために、おやじギャグ入れたり、家族に叱られたり足を引っ張られたりする様子を書いたり、涙ぐましい。それがちょっと痛い。昆虫だってガンダムだってコスプレだって、中の人のスイートスポットを堂々と書けばいい。興味のない人に阿る必要はない(初心者に配慮しなくていいという意味ではない)。それで面白くないと言われるなら、それでいいじゃないかと思う。 イモムシがいっぱい載ってて面白い。
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「昆虫記者」さんを知ったのはTwitter。何だか不思議な写真だと目を惹かれたのが、まるで茶碗蒸しが並んでいるような写真。→https://twitter.com/kontyuukisya/status/466558999325065216 何かといえば、ナガメの卵。ナガメはカメ...
「昆虫記者」さんを知ったのはTwitter。何だか不思議な写真だと目を惹かれたのが、まるで茶碗蒸しが並んでいるような写真。→https://twitter.com/kontyuukisya/status/466558999325065216 何かといえば、ナガメの卵。ナガメはカメムシの一種です。菜につく亀虫でナガメ、なのですね。 その後に孵化の写真も続き、ほぅほぅと感心しました。 以来、毎回必ずというほどではないですが、ときどきチェックしては楽しませていただいています。 さて、こんな興味深い写真を撮っているのは、どんな人なの?と思っていたら、本も出されていることを知り、借りてみました。それがこちらです。 本業は時事通信社の経済担当の記者さんのようです。昆虫観察は主に週末。趣味的な位置づけのようですね。こつこつと続けた観察をネット配信記事として発表しているのが、本書と同タイトルの「昆虫記者のなるほど探訪」という連載コラムです。本書はこちらをまとめたものということのようです。 第一部は、都心部から比較的行きやすい昆虫名所。第二部は昆虫好きのあんな人・こんな人と昆虫記者の交流日記。第三部は、毒があったり人によってはちょっとグロテスクに感じたり、逆にとても美しい、ディープな虫の世界。第四部は虫を追う海外旅行編です。 虫好きな人の中には著名なあの人、意外なこの人といった超がつくような有名人もいますが、意外に無名の一般人の話もディープでおもしろいです。虫好きの人、虫写真マニアの人というのは、思っているよりあちこちにいるのですね。 ベトナムやタイの昆虫の美しさ・派手さにも目を奪われます。暑い地方ならではの色遣い。 外は地味でも中は派手派手という意表を突く造形もすごいです。 そんな「昆虫記者」さんと一緒に海外旅行にも行くのですから、ご家族もさぞかし虫好きなのだろうと思ったら、意外にも奥さんは虫にまったく興味なし。ショッピングや観光の方がお気に入りです。えー、こんなおもしろい写真を撮る人と一緒にいるのにもったいないなーと思ったのですが、この2人の駆け引きもちょっとしたスパイスになってくすりと笑えます。息子さんはお父さんに引っ張られれば虫観察にも行きますが、さほどディープに虫にはまっているわけではなさそう。まぁ、それはそれでよいのでしょう。 虫スポットの1つとして最初に紹介されているのが「ファーブル昆虫館」です。ファーブル昆虫記を訳した奥本大三郎が自宅を改装して(!)作ったという施設ですが、こちらでは標本作製も指導しているとのこと。奥本先生曰く「標本を作っていた子どもたちは、小さな虫を平気で踏みにじるような大人にはならない」。これはなるほど、そのとおりかもしれません。生きものを知ることでまた同時に相手への思いやりも育てる。虫好きの道、なかなか深いです。 昆虫写真満載なので、虫嫌いの方には決して薦められませんが、ディープな虫の世界、ちょっと覗いてみようかなという方は手に取ってみてくださいね。
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