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悪い奴ほど合理的 腐敗・暴力・貧困の経済学
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | NTT出版 |
発売年月日 | 2014/02/22 |
JAN | 9784757123281 |
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商品レビュー
3
5件のお客様レビュー
「ヤバい経済学」の著者が推薦というので読んでみたが、これが有名な経済学者の書いたものかと思うくらい要領の悪い文章のオンパレードです。 翻訳の問題もありそうですが、内容自体に厚みがなく、従って面白くもないという代物。 今回だけは、読んではいけない本でした。
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経済学者による腐敗、貧困、暴力、戦争の分析。なぜ貧困な国々は貧しいままなのか、なぜ経済成長の遅い国は変われないのかなど、事例に基づいて分析されている。極度の飢餓状態であれば、隣人を殺害してでも食料を確保し生き延びようとするのは当然で、これが憎悪を生み、内戦につながり、国土を荒廃さ...
経済学者による腐敗、貧困、暴力、戦争の分析。なぜ貧困な国々は貧しいままなのか、なぜ経済成長の遅い国は変われないのかなど、事例に基づいて分析されている。極度の飢餓状態であれば、隣人を殺害してでも食料を確保し生き延びようとするのは当然で、これが憎悪を生み、内戦につながり、国土を荒廃させる。独裁者は他の部族等を弾圧することで生き延びようとするし、権力者に擦り寄ることが唯一の生きる道なら親をも密告する。一方、裕福だからといって不正がないわけではなく、ニューヨークの国連ビルからダウンタウンにかけては職員や外交官の違法駐車でひどいことになっているし、違反料金の支払いはほとんどされないという。予算のない貧困国なら違反金は大きなインパクトだろうが、そうでない国はなぜ?こういったことを踏まえた上で、貧困や暴力の対策をすることが重要で、経済学にもできることはたくさんあると感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これも、読み物風に読める本。 文章自体はおかしいものではないものの、「英文を和訳しました」っていういかにも文で、やや読みにくさを感じつつ。まぁそれでも英語で読むより速く読めるからありがたいのだが。 腐敗の計り方の視点は面白かったかな。 活発な株式市場の株価の動きを観察←企業と政治の関係を追跡する何らかの方法が必要(イタリアとタイは政治家自身が大企業を経営するので容易)。また、政治的な意味でハリケーンと呼べる予想外の事件(例:政治的な結びつきの価値を変えるような意外な選挙結果、政治家の突然の病気や死亡)があることが必要。 そして、物事の背景には、経済的インセンティブと心理状態とが、両方(もちろんそれだけでもないだろうが)絡み得るという当たり前のようで忘れがちなことにも例を追いながら思い出させてくれる。 中国の密輸業者、絶望的な劣悪な生活条件下の魔女狩り・姥捨て山、国連外交官の駐車特権の濫用etc. 紛争下の経済的ギャング。 旱魃→紛争 が言える。 ⇒保険を援助として提供すればよい、とか(ボツワナの例もある)。 本の中の(カバーではなく本体の)表紙絵が可愛い。
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