遠海事件 佐藤誠はなぜ首を切断したのか？ 光文社文庫

詠坂雄二(著者)

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2014/02/13
• JAN: 9784334766955

商品レビュー

2024/11/14

コーチャンフォーで見つけたやつ。
すごい読みたくて、迷って迷って、
図書館で借りた！！！！

あっという間に読めた。

八十人以上殺した佐藤誠をめぐる真実。

うわぁ。

です。

極々普通の人。
一瞬、ノンフィクション、、、！？
いや、そんなわけないよな。
みたいな気にさせるほどに、
狂ってない殺人鬼。
ただ、手段が殺人しか思いつかなかったっていう。

普通の人なのよ。

それがとある殺人だけ、首を切ってさらす。
というメッセージを残したことで、
なぜ、佐藤誠は首を切ったのか？

って話なんだけど。

一瞬、めっちゃ殺人してるから、
どうってことないことに思える。
意味がちゃんとあるってことが不思議なことにすら思える。
異常性に塗れまくると、
ふとあれ？首くらい切るでしょーよ。
っていう自分の異常に気がつきぞクリとさせられます。

なにこの本。
すごいよ。
しかも、いつのまにか獄中結婚しとるし。佐藤誠。
いつかどこかで佐藤誠目線の本が出ると信じて、詠坂雄二さんは目が離せません。

#あっという間に読んだ
#面白すぎる
#八十人殺した殺人鬼
#佐藤誠
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#大量殺人鬼
#あっという間に呑まれる
#普通すぎてやばい
#なぜかわたしの猟奇が目を覚ます
#こわ！

2024/10/30

もしもこの本のタイトルが『遠海事件』だけだったとしたら、手には取らなかったかも知れません。サブタイトルに意味がある。佐藤誠、普通に考えたら恐ろしくとんでもなく理解できない殺人犯なのに、物語の中にいるからこそ、なぜか憎めず、彼を知りたいと思ってしまう。もっともっと彼を知りたかったなあ。

2023/09/25

この何とも言えない読後感が良い。
たった一人の凡庸な男にどうして惹かれてしまうのか。
結局のところ“佐藤誠”とはどんな人間だったのだろうか。
提示された答えを信じればいいのに読者を納得させるために用意された最適解なのでは？と、つい邪推してしまう。
詠坂さんの作品にハマりそう、というかもうハマってる気がする。