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神秘のクジラ イッカクを追う
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2014/01/24 |
JAN | 9784562049769 |
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神秘のクジラ イッカクを追う
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
国内では史上初となる、イッカクの専門書籍。著者は動物ジャーナリストで、自らの北極旅行や数々のイッカク研究者達へのインタビューを通して、未だ謎の多いイッカクに迫っていく。 普通この手の書籍は、科学者による最先端の研究に基づくイッカクの生態面についてのみ取り上げるのが典型である。だ...
国内では史上初となる、イッカクの専門書籍。著者は動物ジャーナリストで、自らの北極旅行や数々のイッカク研究者達へのインタビューを通して、未だ謎の多いイッカクに迫っていく。 普通この手の書籍は、科学者による最先端の研究に基づくイッカクの生態面についてのみ取り上げるのが典型である。だが本書は、「裏返しの」牙の役割や回遊ルート等の生態面は勿論のこと、イッカクウォッチングやイヌイットの狩猟文化、ユニコーン伝説に至るまで、イッカクについてあらゆる方面からスポットを当てている。研究者ではなくジャーナリストである著者ならではの視点だ。また、イッカクの生息地域の関係上、必然的に北極圏の自然環境や汚染問題にもスポットが当たっている。地球温暖化が真っ先に北極圏に影響を及ぼし、イッカクやホッキョクグマの将来に暗い影を落としている事は覚えておくべきだろう。研究者によるイッカクの個体数調査(飛行機からの目視)やイヌイットのイッカク料理なども興味深い。内容は250ページ以上でボリューム満点だが、欲を言えば、イッカクがはっきり写っている写真がもっと欲しかった。最初のカラーページの数点のみなのは残念。 本書を読んで、是非とも生のイッカクに会いたいと思ったのだが、本書の記載にもあるように、現在飼育下にあるイッカクは存在しない。つまり、自分で北極に行くしかない。著者の経験談を読む限りでは、北極圏も全てが極寒の地というわけではなさそうだが、イッカク観察に重要なのが忍耐力というのは本書で何度も強調されている事。北極旅行のハードルは高い。
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ダイオウイカみたいになんの話題にもなっていなかったし、「イッカク」についての丸々一冊の本がでるとは思わなかったから意表を突かれた! 頭に長い角のある鯨のようなもや~っとしたイメージしか無かったイッカク。実は角ではなく左の前歯であり、シロイルカと近い種なのだそうな。北極圏のみに住...
ダイオウイカみたいになんの話題にもなっていなかったし、「イッカク」についての丸々一冊の本がでるとは思わなかったから意表を突かれた! 頭に長い角のある鯨のようなもや~っとしたイメージしか無かったイッカク。実は角ではなく左の前歯であり、シロイルカと近い種なのだそうな。北極圏のみに住み、個体数も不明、生態も不明、世界中のどこの水族館でも見ることはできない・・・う~ん、ますますの不思議ちゃんぶり。 その、イッカクを追ってネイチャー・ライター(?)の著者がグリーンランドに赴くルポ。科学者でも、イッカクの専門家でもないため、同行した科学者による成果などには深く突っ込めず、ただただツンドラと氷山のただよう極寒の地をイッカク求めて粘るのです。環境問題のライターでもあるため、北極圏の環境変化やイヌイットとの文化的な関係などに多く触れられていて興味深い。 ・・・のですが、捕獲シーンに立ち会えなかったオチなのかぁ。もうちょっと根性入れろよと突っ込んでみたくなったり。訳文のせいなのか、本当に情熱をもって追っかけているのか、しょうがなくやっているのかわからなくなるような文章があったりして、一気読みという雰囲気ではないけれど、じわっと頭の中は不思議なイッカクでいっぱいになっています。是非水中で見たいものです。
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