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丸山圭三郎著作集(3) 言語の深層/深層の言語
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丸山圭三郎著作集(3) 言語の深層/深層の言語

丸山圭三郎【著】

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丸山圭三郎著作集(3) 言語の深層/深層の言語

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2014/01/30
JAN 9784000286930

丸山圭三郎著作集(3)

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2017/06/29

『言葉と無意識』(講談社現代新書、1987年)、『欲動』(弘文堂、1989年)、『言葉・狂気・エロス―無意識の深みにうごめくもの』(講談社学術文庫、2007年)の3作を収録しています。 『言葉と無意識』および『欲動』では、ソシュールの言語論とフロイト=ラカンの精神分析を接合する...

『言葉と無意識』(講談社現代新書、1987年)、『欲動』(弘文堂、1989年)、『言葉・狂気・エロス―無意識の深みにうごめくもの』(講談社学術文庫、2007年)の3作を収録しています。 『言葉と無意識』および『欲動』では、ソシュールの言語論とフロイト=ラカンの精神分析を接合することで、著者自身の文化記号論的な思想のよりダイナミックな内実が明らかにされています。著者は、ロゴスとパトス、文化と自然、コスモスとノモス、あるいは制度と主体を対置する二元論的な発想を批判して、言語による分節以前に「生ける自然」があるわけではないと主張します。そして、言語は単に既成の秩序に従うばかりではなく、あらたな言語的実践が、既成の秩序を揺り動かすという側面があることに注目して、秩序を形成するものであるとともに秩序を解体する、言葉の円環運動を描き出しています。 著者によれば、人間においてロゴスは最初からカオスと混淆しており、「カオスモス」というあり方をしています。その上で著者は、言葉は単に表層意識の論理にのみ従って語られるのではなく、そのうちに流れ込んでいる無意識的な力が意識的な論理と混線し、「ポリフォニー」のように無数の声が響き合っていると論じています。 『言葉・狂気・エロス』は、上のような思想に基づいて、日常の文化的諸現象を読み解く試みです。多くの具体的な事例が取り上げられているのですが、そのぶん議論が散漫な印象も否めないように思います。

Posted by ブクログ

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