ウブで悪いか ガッシュ文庫

火崎勇(著者), 立石涼

• 販売会社／発売会社: 海王社
• 発売年月日: 2014/01/27
• JAN: 9784796405317

商品レビュー

2022/02/26

ノンケアラフォー同士の恋
40代リーマン部長　村雨
30代後半の小説家　桐谷
大人だからの焦燥感、相手の環境が見えてしまうからこその奥手、静かに燃え上がる恋情、大人の恋愛にドキドキしました。
明け渡し受け入れる恋って感じました。

2018/04/28

村雨の視点で書かれているので桐谷に魅かれていると自覚する時点で
村雨が男性相手の恋愛は初めてだとわかっていたのですが、
読み始めたら面白くて一気に読み終盤になり、
いよいよ、ようやく･･･という時になって
桐谷もこれまではノンケだったとわかり私の個人的な趣味で申し訳ないのですが、
ノンケ同士というのが苦手なので☆は1つ減ってしまいましたが、
ストーリーはとても面白く大人同士だからこそ
勢いでガツガツいけないもどかしさがとてもよかったです。

2014/04/08

もっと枯れたオヤジの話かと思ったら、42歳×38歳というまだ脂が乗り切った世代の恋物語でした。立石涼ｾﾝｾのイラストもカッコよくて、充分イケてます。
今は堂々と厄年のアイドルが存在していますからね。
もっとすっかり枯れてて、自分をカッコよく見せようなんて気持ちももう失せた、素のままで生きてるオヤジがキラッキラの恋をしてしまう話とかが読みたいです。
ただこの話は、まだいけてるけど若い頃とはちょっと違ってるという微妙な年頃だからこその、一歩踏み出せない気持ちが切実で、胸にしみるものがありました。

村雨は桐谷を手に入れたいのですが、それだけの魅力が自分にあるのか自信を持つことができません。そのため部下の若い仲村に相談してみたり、肉体改造してみたりあれこれがんばります。
大人ならではの欲と悩みが垣間見えてとても感慨深いものがありました。
もう少し枯れたら、オヤジ的にいやらしくあれこれできるんじゃないかとちょっと同情。
仲村なんか若いからふつうにあれこれできちゃうわけですよね。でも、仲村の助力は本当に大きかったですね～
仲村の存在無しでは、村雨と桐谷はどうなってたことでしょう…w

前半のどうしても若い頃のようには手出しができない村雨の苦悶が切実でよかったです。
桐谷はほんとに初々しいところもあるし、男らしくアプローチする勇気もあったりして、かわいいと思えるキャラでした。
後半両想いになってからは、ちょっと気恥ずかしくなってしまったんですが。特にHシーンが照れました！