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百舌鳥魔先生のアトリエ 角川ホラー文庫
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百舌鳥魔先生のアトリエ 角川ホラー文庫

小林泰三(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2014/01/25
JAN 9784041011904

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商品レビュー

3.6

23件のお客様レビュー

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2023/01/04

妻が習い事を始めた。近所の前衛芸術家に弟子入りしたというのだ。 翌日、理解を示さない私の前に出された夕飯は数切れの刺身だった。ペットの熱帯魚の水槽の中では骨と内臓が剥き出しになった姿で魚が泳いでいる・・・  小林泰三氏の短編集。年代がバラバラでかつ描き下ろしが二点。ホラーあり、...

妻が習い事を始めた。近所の前衛芸術家に弟子入りしたというのだ。 翌日、理解を示さない私の前に出された夕飯は数切れの刺身だった。ペットの熱帯魚の水槽の中では骨と内臓が剥き出しになった姿で魚が泳いでいる・・・  小林泰三氏の短編集。年代がバラバラでかつ描き下ろしが二点。ホラーあり、バイオレンスあり、SFあり、書き口もかなり違う。

Posted by ブクログ

2022/11/24

 初出1998(平成10)年から2014(平成26)年辺りの作品を収めた短編集。  この作家の本は3冊目だったろうか。グロ趣味が何となく面白いと思っている。  今回は、「インターネット時代の文学」という感じが凄くした。もはや言葉の芸としての文学は、この文学には存在しない。言葉なき...

 初出1998(平成10)年から2014(平成26)年辺りの作品を収めた短編集。  この作家の本は3冊目だったろうか。グロ趣味が何となく面白いと思っている。  今回は、「インターネット時代の文学」という感じが凄くした。もはや言葉の芸としての文学は、この文学には存在しない。言葉なき文学、とも言える。言葉があるのではなく、幾らかの記号が漂っており、吾々がインターネットを漂うのと同じように、この小説ストリーム上を辿る主体は、言葉ではなくむき出しの記号を求めて漂っている。このとき自己自身はむき出しの<欲望>でしかなくなっている。この作家の場合は「グロテスクなもの」への倒錯的な欲望だけが、存在者を存在させている唯一のものである。その欲望は何やらロジックを発生させることで、そのロジックによってようやく時間を動きき出させる。  人物も光景もほとんど描写されず、人物同士の会話だけでひたすら進む。そしてやっとグロテスクな場面が登場すると、急にそこだけ描写的になる。  このようなむき出しの欲望の主体と、記号だけが散在しそれらのあいだを「何となく」移動してゆくような、ほの暗い世界の底での体験。この在り方は、「ヱヴァンゲリヲン」の世界とも共通しているように感じる。ここは、日本文化が衰退し根源化して到達した、サブカルチャーのなかでしか実現しなかった作品世界なのであろう。 「ヱヴァンゲリヲン」と同様に、このような主体の存在は、私にはひたすら「気持ち悪い」。だが、もはや単なる欲望でしかあり得なくなった哀れな人間の行く末は、気にはなる。  本書を読みながら、そんなギリギリの境地を見るような思いに浸った。

Posted by ブクログ

2021/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

グロい!グロい!そして気持ちのいい裏切り!! 7編中4編が既読。 既読の中では「試作品三号」が好み。 初読の「兆」に一番グッときた。 どの短編のホラー的なグロさよりこの中で描かれてるイジメの描写が一番胸糞悪い。 ほんとにどの話も意外な結末が待ち構えていて満足です。

Posted by ブクログ

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