写真のフクシュウ 森山大道の言葉

山内宏泰【著】

• 販売会社／発売会社: パイ インターナショナル
• 発売年月日: 2013/07/01
• JAN: 9784756242600

商品レビュー

2014/12/21

森山大道さんの写真が好き。
動的で、写真を崇高なものとはとらえず「光と時間の化石」と捉える。
路上でたくさん写真を撮ることで感受性を鍛える。。今の自分に1番必要なこと。
アタマでっかちにならずに、自分に正直に撮影したいなと思わせてくれる本でした。
荒木経惟さんとの静かな友情のエピソードもいい。刺激を与えてくれる存在って大切。

2013/09/28

大道の短いけれど、ストレートな言葉で写真への思いを語った短文と写真、それからその言葉が出てきた背景を記した本。
インパクトある写真を撮り続ける大道ではあるが、そこに意思はない。ただひたすら、その場の時間をとめ、光と影をコピーしているだけなのだ。
そしてその大量の写真で、街を再構築してきただけ。
それでも見るものの心を動かせるのは、邪念なく撮影しているからか、その切り取られた日常が、実は非凡だということか？