- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 新書
中国の論点 角川oneテーマ21
定価 ¥880
110円 定価より770円(87%)おトク
獲得ポイント1P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
9/27(金)~10/2(水)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2014/01/11 |
JAN | 9784041106303 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
9/27(金)~10/2(水)
- 書籍
- 新書
中国の論点
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
中国の論点
¥110
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
著者の洞察力の”ファン”なので、こちらも少々賞味期限切れかな?と思いつつ、手に取った。やはり巷の表層的に見えてしまう中国分析より一歩踏み込んでいる。ただこういう人々が様々な媒体で中国とはなんぞやと一貫して世間に理解は得られていない気もする。それだけ”異形”なのだろうか。 P.1...
著者の洞察力の”ファン”なので、こちらも少々賞味期限切れかな?と思いつつ、手に取った。やはり巷の表層的に見えてしまう中国分析より一歩踏み込んでいる。ただこういう人々が様々な媒体で中国とはなんぞやと一貫して世間に理解は得られていない気もする。それだけ”異形”なのだろうか。 P.16 中国人はどちらかといえば「好き」と「嫌い」という二つの感情を併存させて使い分けることに長けた人々と思われます。(中略)つまり極端に言えば、日本人は仲良しとなれば「全肯定」で嫌いならば「全否定」。一方の中国人は常に二つの感情を併せ持ち、その時々の状況の変化や環境に合わせて使い分けているのです。 P.39 黄土高原に生まれた王朝が中原の覇者となり中華を称し、東西南北に住む者たちを野蛮な民族として、南蛮、西戎(せいじゅう)、東夷(とうい)、北狄(ほくてき)と呼んだ時から、現在の中国に至るまでに中国は大きくその版図を拡大してきました。しかしそれは武力にyろう侵略ばかりではありあせんでした。逆に侵略されたことによる拡大でもあったのです。(中略) 周辺の民族が逆に中華に覇を唱えたものの、その王朝が閉じた時には、それまで中華の外にあった民族や土地がいつのまにか中国の版図に組み入れられていたという経過をたどってきたのです。 だから歴史の仮説として、もし豊臣秀吉の朝鮮出兵ー本来の狙いは明に攻め込むことだったとされていますがーが成功していたらどうなっていたかという頭の体操では、日本が中国になっていただろうという歴史学者もいるほどです。同じように日中戦争で日本が勝利していたらどうでしょう。いまごろ中華人民共和国『日本省』だったかもしれないと思えばぞっとします。 P.44 蒋介石の賠償放棄は、実は日本人が恩義に感じるほど単純な話ではないという見方もあります。当時、国民党政府は戦争の犠牲者を二百万人前後(現在、共産党政権は三千万人と公表している)としていましたし、日本が中国大陸に築き、そのまま残してきたいわゆる残地資産を正確に産出し、賠償と差し引きしたときには大した金額にならないと考えたために、そんな少額な賠償金を受け取るくらいならば、賠償を放棄することでむしろ大きな度量を世界に示す方が得との計算が働いたという見方です。また「以徳報怨」も、「徳」を理解できない野蛮人に徳というものを教えるという意味が込められていたとの解釈もあり、単純な話でないこともうかがわせます。 P.69 共産党による圧倒的支配は当然「民主主義」のコストを排除でき、即断即決のメリットも干渉されないメリットも享受してきました。しかしその反面、結果のすべての責任を負わなければならないというデメリットがそこにはあるのです。 「アメリカの大統領は失敗があっても最後にこう言うことができる。『誰が私を選んだのか?』と」ーー。 これは中国でよく聞かれる皮肉です。共産党の権力は大きいのですが、その支配が弱まったときには、西側のようにゆっくりとその権力から降りることは出来ません。また文革や天安門事件における責任追及が起きる可能性も高いと思われます。
Posted by
中国の現状と今後を分析した一冊。 中国についてよく知ってる著者だからわかる視点もあり、勉強になった。
Posted by
日本ではマスコミの検閲に遭って知らされないことを含め、広い視点で書いてあるのがよい。 巨大な「いじめられっ子」という観点が、わかりやすい。
Posted by