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陰陽師 蒼猴ノ巻
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2014/01/11 |
JAN | 9784163900001 |
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陰陽師 蒼猴ノ巻
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商品レビュー
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短編集のシリーズ第十一弾。 ・鬼市 ・役君の橋 ・からくり道士 ・蛇の道行 ・月の路 ・蝦蟇念仏 ・仙桃奇譚 ・安達原 ・首をかたむける女 ・船 今回も安定の良さ。 なんていうか滋味深い。優しい味で栄養価の高い雑炊かお粥を食した感がある。 獏さんの作品の中ではホントに異色だよ...
短編集のシリーズ第十一弾。 ・鬼市 ・役君の橋 ・からくり道士 ・蛇の道行 ・月の路 ・蝦蟇念仏 ・仙桃奇譚 ・安達原 ・首をかたむける女 ・船 今回も安定の良さ。 なんていうか滋味深い。優しい味で栄養価の高い雑炊かお粥を食した感がある。 獏さんの作品の中ではホントに異色だよな~。 魔獣狩りシリーズなんか読んでる人からは信じられない風味だよね。餓狼伝なんか真剣の殴り合い、壊し合いだよ。「おきゃぁぁぁ!!」とか叫んでうんこ漏らしながら狂ったように相手をぶっちめるんだよ。みちみちと嫌な音を立てて関節を破壊するんだよ。それに比べてなんていう静かな空気感。ゾッとする話もあるっちゃああるけど、全体的に優しさや美しさ切なさや世の無情に溢れている。 こういう作品はまとめてドンと読むより、内容がキツい作品の合間なんかに挟みたいとこです。 今回は珍しく 「ゆこうではないか、博雅」 「う、うむ」 「ゆこう」 「ゆこう」 そういうことになったのである。 この黄金パターンが崩れた話がひとつあって笑った。 「ゆくか」 と晴明に問われ、 「いや、ゆ、ゆけぬ……」 と博雅は答えていたのである。 そりゃたまには行けないときだってあるわな(笑) 珍しいと言えば、いつもは泰然自若としている晴明が迷いを見せた話もよかった。 「これで、よかったのかな、博雅よ……」 晴明は、ぽつりとつぶやいた。 「むろんじゃ……」 博雅は言った。 (中略) 「おまえは、よい漢だな……」 低い、小さな声で晴明は言った。 う~ん。晴明にとっても博雅の存在はありがたいものなんだろうな。 斉天大聖孫悟空の西王母の話やら、鬼婆の話まで絡んでくる今作。印象に残ったのは一番なんてことのない短い話の「首をかたむける女」だった。 表紙は、虫愛ずる姫こと露子姫。金色に光るてふてふに囲まれて喜んでる図。
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『役君の橋』で珍しく博雅が仕事で「いや、ゆ、ゆけぬ...」って返答せざるをえなかったのが面白かった 『安達原』はたぶん歌舞伎の黒塚が元ネタなのかな たまたま前日、黒塚の解釈漫画読んでたからこの作品読んでビビッと来たんだけど本の神様の導きすごい
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陰陽師シリーズ好きです。安定ですね。 陰陽師特有の不思議な雰囲気、ゆったりとした時間の流れ等、、、が文章からこんなにも伝わってくるのは凄いですね。 短編集とシリーズものが苦手な私でも陰陽師だけは大好きです。
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