鉄道会社の経営 ローカル線からエキナカまで 中公新書

佐藤信之【著】

• 販売会社／発売会社: 中央公論新社
• 発売年月日: 2013/12/20
• JAN: 9784121022455

商品レビュー

2020/12/15

冒頭で青森のローカル線の細かい話が始まって少しつらいが、各種事例から帰納的に論じていくので進むにつれて理解しやすくなる。
経営指標の数字を列挙する点が多いが、グラフなり表なりにまとめてあるともっと分かりやすいのに、とは思う。
日本では新線敷設による収益拡大が望めないので異業種への拡大、という流れは出版当時(2014年？)よりもさらに加速している気がする。

2019/04/07

沿線の都市開発、観光地と直結した導線による攻めの経営と
生活の足でありインフラとしての維持が求められる守りの経営。
ここ数年はJR北海道での路線廃止が度々ニュースとなっているが
歴史を紐解いてみるとかなり多くの鉄道が消えていったということに気付かされる。
民営化による利点(サービス品質向上など)と公共性の両立をなんとか模索できないものか。なんとも考えさせられる。

2014/04/27

上山に疎開した過去のある山之内秀一郎さんが山形のスキー場が閑散していることを憂い山形新幹線の実現に奔走したことが書いてあり、嬉しくなりました。