数学ガールの秘密ノート 整数で遊ぼう

結城浩【著】

• 販売会社／発売会社: SBクリエイティブ
• 発売年月日: 2013/12/19
• JAN: 9784797374155

商品レビュー

2025/07/02

シリーズの中で最も難易度が低く思われたが、数学に触れない社会人にはちょうどよかった。センター試験の問題まで出てきて、すごく懐かしかった。練習問題もたくさんあって自分で考える機会も貴重。そして自分で考えるのがめんどくさくなってしまうクセは学生の時から全く変わっていない。2n+1とかって数式を見てこれは偶数だとか奇数だとかって直感が全く働かないのが悲しい。なぜかふと電車で勉強してる高校生たちを応援したい気持ちになった。

2022/04/06

3の倍数・9の倍数の判定法とその証明
素数・エラトステネスのふるい・ウラムの螺旋
2進法
数学的帰納法（センター問題を例題に）
2次元・3次元トーラスについてごく軽く

2次元・3次元トーラスあたりが、私にはいまいちわからなかった。
人によって理解しきれない部分も出てくると思うが、わかりやすく丁寧にかみ砕いた説明を、という筆者の努力が伝わってきた。

2022/03/11

整数で遊ぼうってだけあって
数学の一側面、
数学パズルの面白さを感じます。
中でも「エラトスネテスのふるい」については、読みながら
最初に素数を勉強するときの授業で
ノートいっぱいに自分の手で描いたことを思い出しました。
受験勉強で解いた数学の問題の思い出よりも
ノートいっぱいにかいた数字の方が懐かしさを感じる思い出です。
あの少しずつ素数が浮かび上がっていく感じを
物語として読めたのが面白く
そこからウラムの螺旋に繋がっていくところが
数学の広がりを感じられてすごく良かったです。
書いている内容から
自分を顧みられるところが
参考書や問題集ではない物語の面白さ。
本編の数学トークをしている間に
彼女たちはこういう整数で遊んでいたのでしょうかね。