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2026/07/07
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『王たちの聖戦』というタイトルに違わず、それぞれの王が信念を懸けて決断し、戦う姿がとても熱かった。単なる善悪の戦いではなく、国を背負う者たちの覚悟や矜持が描かれていて、シリーズのスケールが一段と大きくなったと感じる。 また、これまでの冒険譚とは一味違い、国家同士の駆け引きや戦場全体を俯瞰した展開が増え、ファンタジーでありながら本格的な戦記物としての面白さも存分に味わえた。ロードスという世界そのものが動いていることを実感でき、ページをめくる手が止まらなかった。 そして何より驚かされたのがアシュラムの復活。前巻ではあまりにも呆気ない最期だっただけに、「これで終わりなのか」と寂しく思っていたが、再びその雄姿を見ることができて思わず胸が熱くなった。敵でありながら圧倒的な存在感を放つ彼が物語に戻ってきたことで、一気に緊張感が増し、これからの展開への期待も膨らむ一冊だった。

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2025/06/14

「王になれ」と周囲から再三勧められても固辞して冒険者としてロードス島の平和のために奔走するパーン。シリーズを通して、目先の正義に囚われて暴走することもなくなりましたし、剣技で自分よりも優れた相手とまみえて敗北を知ったことでより戦士として強くなっているように思います。 「皆を助け...

「王になれ」と周囲から再三勧められても固辞して冒険者としてロードス島の平和のために奔走するパーン。シリーズを通して、目先の正義に囚われて暴走することもなくなりましたし、剣技で自分よりも優れた相手とまみえて敗北を知ったことでより戦士として強くなっているように思います。 「皆を助けたい」と願うあまり、国のためには犠牲もやむを得ないと判断しなければならない場面がある王位という立場には抵抗があるのかもしれません。共に戦った冒険仲間たちも、王位についたり宮廷魔術師となったりそれぞれの道を歩み始めています。 次がシリーズ第一部の最終話になりますが、これまでの冒険で育んできた絆がどのように実を結ぶのか、というところを楽しみにしたいと思います。

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2024/11/28

ロードス島戦記 5巻にして第4部。 パーン一行は、ロードス島南東部の情勢を確かめるべく出立する。 3章に分かれていて、1冊の長編ともいえるし、3つの中編ともいえる今作。 それぞれの章で待ち受ける、パーンに降りかかる苦難と南東部で出会う人々 とのやり取りが繰り広げられる。 作中で...

ロードス島戦記 5巻にして第4部。 パーン一行は、ロードス島南東部の情勢を確かめるべく出立する。 3章に分かれていて、1冊の長編ともいえるし、3つの中編ともいえる今作。 それぞれの章で待ち受ける、パーンに降りかかる苦難と南東部で出会う人々 とのやり取りが繰り広げられる。 作中では、各国でマーモに攻められたり土地を奪われ、苦慮している王や国民 たちが描かれ、その中で、フレイムの王・カシューに言われた、王になれという パーンはどうなる?ってなところ。スレインの気持ちも交差していく。 すでに読了している人は、パーンには王になってほしいのか? これから読む人はどう思うか?自分としては、パーンは孤高とは思いませんが、 王でも、どこかに仕えるのでもなく、各地を回る旅戦士(傭兵)として名君を あげていくほうが似合ってるような気もする。 どこぞの使途と戦い続けるドラゴン殺しを背負った剣士に重ねてしまう。

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