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意外と会社は合理的 組織にはびこる理不尽のメカニズム
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意外と会社は合理的 組織にはびこる理不尽のメカニズム

レイフィスマン, ティムサリバン【著】, 土方奈美【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2013/12/16
JAN 9784532319175

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商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

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2022/08/29

組織がなぜ不合理な、「なぜこんなにも簡単なことも出来ないんだ」という疑問に答えてくれる本。 平たく言えば、個人的には不合理に見える事象も、組織レベルでは合理的な場合がある。 あるいは個人個人が個人の合理性を追求した結果、組織として不合理に陥る等、かなり示唆に富んだ本だった。 ...

組織がなぜ不合理な、「なぜこんなにも簡単なことも出来ないんだ」という疑問に答えてくれる本。 平たく言えば、個人的には不合理に見える事象も、組織レベルでは合理的な場合がある。 あるいは個人個人が個人の合理性を追求した結果、組織として不合理に陥る等、かなり示唆に富んだ本だった。 ただし、経済の専門用語はともかく、米国の軍隊の用語も頻繁に出ており、しかもその解説がないため、分かりにくい章も多い。 また本の構成自体がそうなのか、翻訳者の腕なのかは置いておくが、1ページ当たりの文字の量、情報量が多く、しかも硬い文章のため、読みにくい。 もう少し、その辺りを考慮した構成になっていれば、★5だった。

Posted by ブクログ

2019/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

伝統的な組織と今日の大企業の中にある共通点を持ち出して、組織の仕組み―不合理、不条理さを明かしていく。 結局なんでそしきはそんな風になっちゃうの?というのは第1章 なぜ組織を大きくするか でスコット・アーバン氏の「アーバンスペクタクルズ」とHPヒューレット・パッカードとの比較で説明されており、その後はダラダラ事例が続いてやや飽き気味だった。

Posted by ブクログ

2017/08/21

不条理に見える組織というものの実態に不満を抱く従業員は少なくない。だらだら続く会議、現場をわかっていない管理職など。組織というもののシステムに幻滅し、背を向ける前にどうしてそうなっているかという考察はやってみる価値はある。その意味でテーマ&視点としてはとても面白い本と思う。 ...

不条理に見える組織というものの実態に不満を抱く従業員は少なくない。だらだら続く会議、現場をわかっていない管理職など。組織というもののシステムに幻滅し、背を向ける前にどうしてそうなっているかという考察はやってみる価値はある。その意味でテーマ&視点としてはとても面白い本と思う。 リーダーの役割とは何か。それは明文化できない、組織の方向性を決定する事であったりルールではない文化を醸成する事にある。その為一見非効率な会議に出席する必要がある。CEOの仕事はあえて会議を通じて情報を集め、メッセージを発信する。 またピラミッド型のヒエラルキー組織ではトップに行くにつれて現場の情報が失われていく。 仕事をチーム制にするか組み立てライン化にするかという議論もある。組織や時代によって差異はあるだろうがこういったのも一長一短がある。チーム制にすると全体性の生産性は上がるかもしれない。だが成果にフリーライドするものがある為インセンティブ設計(評価)は難しい。じゃあ組み立てライン化がいいかというとイレギュラーなトラブルが起こった時にカバーしにくい、なにより部門を超えたチームプレーがないと成り立たない組織もある(例:警察組織) その為にインセンティブ設計というものは大事である。何より名人の技というのは得てして目立たないもの。自律的組織において評価に不満があるというのはある意味健全だという事まで著書では言っている。 賃金を上げるという事はどういう事なのか。会社側から見ると賃金を上げるという事は堕落を防ぐ為に監視を強化する必要であり、組織の肥大化に繋がる(トレードオフ) 管理職と従業員の間の軋轢が絶えないのは何故か? 理由①人は能力の限界まで出世する 理由②管理職は会社のソフト実態を把握するという極めて不愉快で効率の悪い仕事を引き受けなくてはいけない→作業者より管理職の方が重要(ペンシルベニア大学のイーサン・モリックが行った管理者と作業者の相対比較の研究) 中央集権化とイノベーションは矛盾する。規律や指示への服従を重んじる一方で創造性と想像力を育てる方法を模索している。(例:軍隊、マクドナルド) 又組織の変革にはコストとメリットが存在する。ペーパーレス、サードスペースについても議論の余地はある。

Posted by ブクログ

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