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岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義 講談社学術文庫2208
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岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義 講談社学術文庫2208

村上一郎【著】, 竹内洋【解説】

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岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義 講談社学術文庫2208

定価 ¥792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2013/12/12
JAN 9784062922081

岩波茂雄と出版文化

¥440

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2014/08/05

明治の「教養」が伝統的支配階級の文化と断絶した「舶来」文化であって、学校教育で習得される文化であるため、帝大の文学部はあまり豊かでない階層の地方出身者が多い、というところが面白かった。 と、「周知のように、信州人は赤になりやすいといわれた」といういいまわしに妙に受けてしまった。7...

明治の「教養」が伝統的支配階級の文化と断絶した「舶来」文化であって、学校教育で習得される文化であるため、帝大の文学部はあまり豊かでない階層の地方出身者が多い、というところが面白かった。 と、「周知のように、信州人は赤になりやすいといわれた」といういいまわしに妙に受けてしまった。70年代には周知だったのだろうか。

Posted by ブクログ

2014/07/02

岩波文化と講談社文化には、想像以上に明確な区別があった。 日本インテリゲンチャは、いうところの「岩波文化」と、涙を流して格闘し、しかもそこから多くを学び、時に呆然としつつ、おのれの意識をとぎすましてゆくほかあるまい。(p.113)

Posted by ブクログ

2014/04/23

村上一郎(解説・竹内洋)『岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義』講談社学術文庫、読了。日本型の教養主義は、なぜ泥臭いのか? 岩波茂雄と岩波書店の歩みから近代日本社会史を再考、岩波書店の原点と出版産業の構造に肉薄する。原題は『岩波茂雄 成らざりしカルテと若干の付箋』。解説も充実。...

村上一郎(解説・竹内洋)『岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義』講談社学術文庫、読了。日本型の教養主義は、なぜ泥臭いのか? 岩波茂雄と岩波書店の歩みから近代日本社会史を再考、岩波書店の原点と出版産業の構造に肉薄する。原題は『岩波茂雄 成らざりしカルテと若干の付箋』。解説も充実。 日本における教養は「繊細」や「優雅」よりも「ガリ勉」「衒学的」に近い強要主義。そこに岩波文化が翻訳文化で「バタくさく」ありながら「泥臭」い部分となり、対極の講談社文化とも変わらない。 「岩波茂雄は、出版界に身を置くぼくら日本インテリゲンチャにとってひとつの鏡である。唯一の鏡でないまでも、やはり鏡である。みがく人がいれば、その限り鏡とみなしていい」。待望の名著復刊。

Posted by ブクログ

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