- 中古
- 書籍
- 文庫
岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義 講談社学術文庫2208
定価 ¥792
440円 定価より352円(44%)おトク
獲得ポイント4P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/12/12 |
JAN | 9784062922081 |
- 書籍
- 文庫
岩波茂雄と出版文化
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
岩波茂雄と出版文化
¥440
在庫なし
商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
明治の「教養」が伝統的支配階級の文化と断絶した「舶来」文化であって、学校教育で習得される文化であるため、帝大の文学部はあまり豊かでない階層の地方出身者が多い、というところが面白かった。 と、「周知のように、信州人は赤になりやすいといわれた」といういいまわしに妙に受けてしまった。7...
明治の「教養」が伝統的支配階級の文化と断絶した「舶来」文化であって、学校教育で習得される文化であるため、帝大の文学部はあまり豊かでない階層の地方出身者が多い、というところが面白かった。 と、「周知のように、信州人は赤になりやすいといわれた」といういいまわしに妙に受けてしまった。70年代には周知だったのだろうか。
Posted by
岩波文化と講談社文化には、想像以上に明確な区別があった。 日本インテリゲンチャは、いうところの「岩波文化」と、涙を流して格闘し、しかもそこから多くを学び、時に呆然としつつ、おのれの意識をとぎすましてゆくほかあるまい。(p.113)
Posted by
村上一郎(解説・竹内洋)『岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義』講談社学術文庫、読了。日本型の教養主義は、なぜ泥臭いのか? 岩波茂雄と岩波書店の歩みから近代日本社会史を再考、岩波書店の原点と出版産業の構造に肉薄する。原題は『岩波茂雄 成らざりしカルテと若干の付箋』。解説も充実。...
村上一郎(解説・竹内洋)『岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義』講談社学術文庫、読了。日本型の教養主義は、なぜ泥臭いのか? 岩波茂雄と岩波書店の歩みから近代日本社会史を再考、岩波書店の原点と出版産業の構造に肉薄する。原題は『岩波茂雄 成らざりしカルテと若干の付箋』。解説も充実。 日本における教養は「繊細」や「優雅」よりも「ガリ勉」「衒学的」に近い強要主義。そこに岩波文化が翻訳文化で「バタくさく」ありながら「泥臭」い部分となり、対極の講談社文化とも変わらない。 「岩波茂雄は、出版界に身を置くぼくら日本インテリゲンチャにとってひとつの鏡である。唯一の鏡でないまでも、やはり鏡である。みがく人がいれば、その限り鏡とみなしていい」。待望の名著復刊。
Posted by