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おれたちの青空 集英社文庫
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おれたちの青空 集英社文庫

佐川光晴(著者)

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おれたちの青空 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2013/12/13
JAN 9784087451474

おれたちの青空

¥110

商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

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2023/10/08

『おれのおばさん』シリーズ第2弾。養護施設で暮らす卓也、児童養護施設の運営者おばさん後藤恵子、父が逮捕された陽介のストーリーとなっている。第1弾の比べ勢いはないが心情がよくわかる。これからどうなるのか次回にも期待。

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2021/08/21

男子中学生の陽介、卓也がそれぞれ家族と暮らせない事情を抱えつつも、自分なりの目標をみつけて前に進んでいく感じが爽やか。前作『おれのおばさん』では、色んな背景を明らかにする必要があって、個々の心情には今一歩踏み込めていない感じがあったが、今作では丁寧に描かれている。中学生なら一人に...

男子中学生の陽介、卓也がそれぞれ家族と暮らせない事情を抱えつつも、自分なりの目標をみつけて前に進んでいく感じが爽やか。前作『おれのおばさん』では、色んな背景を明らかにする必要があって、個々の心情には今一歩踏み込めていない感じがあったが、今作では丁寧に描かれている。中学生なら一人になって考えたいと、突発的に家出をしたり、凍死寸前の寒さに無謀にも突っ込んでいったり、いろんな思いが頭の中をかけめぐって眠れなくなったり、そういうことがあるだろうなあと共感。そして彼らが卒業したあとに入ってくる予定だった二人の女子小学生の登場も興味深い。教育のあり方、児童養護施設で育つ子ども、子どもの成長、強さ、といったものを考えさせられる。恵子おばさんの存在に救われる。

Posted by ブクログ

2021/08/15

物語だけど、どこかノンフィクションぽく、人と人との関わりが濃くて面白い。 おれのおばさん、の続編。 同級生の卓也の今まで、おばさんの大学〜おばさんになるまで、タイトルの陽介の高校受験にまつわる今後への話は20ページほどの3編。卓也の境遇、思い、人への優しさなど深くわかる。 おば...

物語だけど、どこかノンフィクションぽく、人と人との関わりが濃くて面白い。 おれのおばさん、の続編。 同級生の卓也の今まで、おばさんの大学〜おばさんになるまで、タイトルの陽介の高校受験にまつわる今後への話は20ページほどの3編。卓也の境遇、思い、人への優しさなど深くわかる。 おばさんは大学時代からの友達、次期教授、玉木さんも出てきて今でも好きな元旦那との出会い、演劇、浮気〜離婚と壮絶な半生を辛気臭くなく、テンポ良く語る。 ついつい読んでしまう面白さがある。 登場人物の素直さ、頑張り、努力、その陰には児童養護施設という環境で育つという道で、強烈なおばさんとの生活で曲がることなく生きていく様がまた清々しい。

Posted by ブクログ

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