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門 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2013/12/13 |
JAN | 9784087520569 |
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商品レビュー
4
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
逃げるように暮らし、いざ逃げられなくなると禅に助けを求める姿。それでも悟りは開けない。主人公の人間らしさが3部作を通じてとても生生しい作品であった
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本作を読もうと思ったきっかけは、長尾剛の「漱石の言葉」という本のなかに、「門」の引用文があり、それに興味をもったから。 読む前は、内容が難しいのかなと思ったが、全くそんなことはなかった。むしろ、明治に書かれたものなのに、情景が頭に浮かびやすかった。 宗助が満員電車に揺られて通勤...
本作を読もうと思ったきっかけは、長尾剛の「漱石の言葉」という本のなかに、「門」の引用文があり、それに興味をもったから。 読む前は、内容が難しいのかなと思ったが、全くそんなことはなかった。むしろ、明治に書かれたものなのに、情景が頭に浮かびやすかった。 宗助が満員電車に揺られて通勤している場面や、居間で宗助とお米がランプの明かりの下で話す場面。鮮明に想像することができた。 文章表現には秀逸さを感じた。 例えば、頭の中に次々と浮かぶ心配事を「徘徊」といったり、頭の中の思考を「ページをめくる」といったり。 文章にイキイキした印象があるのだ。 漱石の他の作品も読んでみようと思う。
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いわゆる前期三部作(三四郎・それから・門)を読んで一つわかったことがあります。 内容で括ると『それから』『門』『こころ』こそが実は〈三角関係〉の三部作だったのです。 ------ 『それから』・・・親友の妻を奪い炎上 『門』・・・・・・略奪婚後も悩む生活 『こころ』・・・・親友...
いわゆる前期三部作(三四郎・それから・門)を読んで一つわかったことがあります。 内容で括ると『それから』『門』『こころ』こそが実は〈三角関係〉の三部作だったのです。 ------ 『それから』・・・親友の妻を奪い炎上 『門』・・・・・・略奪婚後も悩む生活 『こころ』・・・・親友を裏切り破滅 ------ 漱石は余程三角関係にトラウマがあったのでしょうか?? 登場人物や設定も似ており、 働かない・煮え切らない主人公、一見夫に尽くすタイプだが結構自分をしっかり持っている妻、真面目な親友、そしてお金の問題…。 クライマックスもそっくりで、妻に本当のことを言わずひとり参禅する宗助は、Kのことを打ち明けず自死する先生と驚くほど重なります。 ◇◆◇ それでも『門』のラストに救いが見えるのは三部作で唯一主人公が〈働いている人〉だからでしょうか。 特に事件も何も起こらないこの物語は一見退屈です(何度か読むの止めかけました…)。しかし、最後まで読んでみると、このような枯れた世界観はもしかしたら漱石流<究極の夫婦>のあり方なのかも知れないと思うようになりました。 つまり、物凄~く穿った見方をすれば、これは宗助の壮大な〈ノロケ〉だったのです。
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