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パンの文化史 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/12/12 |
JAN | 9784062922111 |
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パンの文化史
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
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・土地の自然環境、パンの素材、使える燃料といった諸条件が、その地域のパンをおのずと決定する。 ・平焼きの発酵パンと平焼きの無発酵パンでは、いくつか共通点がある。まず、簡単なカマドで焼けること。次に、おかずと一体にして食べること。最後に、菓子への発展性(ゴーフルなど)があることだ。(一方で、厚い発酵パンを食べる地域では、いかにパンをふっくら発酵させるかを追求した)。 ・ふっくらとパンを発酵させるには、カマドではなくパン釜を用いる必要がある。これらは円筒型(タンドゥール)によるナンや、丸天井型による食パン・フランスパンなどがある。 ・大航海時代を節目にソバ・とうもろこしがムギの代替品として入ってきた。ただ、食生活の最大の変化はさらに150年後、ジャガイモが入ってきたことによる。 ・ポンペイ時代からおよそ1900年、パンを焼く技術というのは変わっていない。イギリスパンやフランスパンの歴史は100年ちょっとしかない。 ・極限状態でパンを分けることは容易でない。一方、パンがあり余っていると我々はパンを粗末に扱う。それが知らず知らずの間に他者の生存を危うくしているかも知れない。パンだけは分けなければならないという信念を、自らに言い聞かせる必要があると筆者は主張する。
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わぁ美味しそう!という感じではなく、ストイックにパンがどのように密着してきたかを論じる本だった。日々の生活の中でパンを焼く文化圏の暮らしがイメージつきにくかったけれど、この本でちょっとはわかった気がする。「同じ窯の飯を食べる」とは違う「パンを分ける」という概念が読んで初めて腑に落ちた。
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4/12はパンの記念日 1842年、日本初、本格的なパンが製造。 ではメソポタミア文明から現代までを一望する本を。
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