優しい死神の飼い方

知念実希人(著者)

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2013/11/18
• JAN: 9784334929145

商品レビュー

2024/06/06

物語のクライマックスからエンディングにかけて、泣きながら読みました。
犬の姿にされてホスピスに左遷された『死神』が未練の強い魂を救っていく物語。
患者たちの未練の物語全てが一つの事件に繋がっているのが全体の軸になっていて、各エピソードを忘れてしまうと細かい部分が整理しにくくなるので一気読みがオススメです！(というか、気になってたぶん一気読みしてしまうと思います！)

動物好きな方は絶対刺さると思うので、是非！

2024/04/06

設定、はちゃめちゃです。
展開、はちゃめちゃです。
結末、はちゃめちゃです。

でも、私はこの１冊は名作だと思います。
はちゃめちゃなのに、違和感なく読めて、途中ほっこりして、安心のエンディング。
主人公がレトリバーだから、多少の強引な展開でも許せる気がします。
続編も読みたくなります(次は猫らしいね)。

2024/03/31

数年前に読んだが、今回このシリーズ続編の『黒猫の小夜曲』を読んだので再読する。
以前読んだときはあまり良い印象ではなく、ストーリーにもう一捻り欲しい気がした。再読してみて起承転結は比較的分かりやすい。悪者達がダイヤを奪いに来る行はやや動機付けが強引だったのでその点は残念であった。
しかし、人が死に対してどのように向き合い、日々をどう過ごしていく事が必要なのかを時折ユーモアを交えながら伝え、エピローグではレオの言葉でしっかりとその事が語られている。最初に読んだ時より読了感が良いものになったのは確かである