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結ぶ 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2013/11/29 |
JAN | 9784488441036 |
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結ぶ
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商品レビュー
4.1
24件のお客様レビュー
初の皆川作品、読了‼️ 幻想小説、、、ウーンという印象‼️ 皆川作品、大量に積読してるからこれからの 長い付き合いを楽しみたい
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表題作は、先生らしい崩れる肉体と精神の絡み合った幻想小説。 「湖底」その人は現実なのか?自分の記憶すらも危うい。 「水色の煙」そう来たか……(頭抱)収録作で1、2を争うくらい好きです。 「水の琴」西條八十の世界観は本当に皆川博子世界観との親和性が高い…。同じ男に惹き合わされた孤独...
表題作は、先生らしい崩れる肉体と精神の絡み合った幻想小説。 「湖底」その人は現実なのか?自分の記憶すらも危うい。 「水色の煙」そう来たか……(頭抱)収録作で1、2を争うくらい好きです。 「水の琴」西條八十の世界観は本当に皆川博子世界観との親和性が高い…。同じ男に惹き合わされた孤独な女ふたり。 「城館」身勝手だ。誰しもが自身の欲望と孤独を持て余して、ただ果てる。 「水族写真館」水は永遠に流れ続ける。 「レイミア」そうかレイミアってそういう意味だった…。美とは、醜とは。 「花の眉間尺」めっちゃ好きです…ラストでぶっ飛びます…。相変わらず皆川先生の博識ぶりにも震える。 「空の果て」皆川先生の十八番、走馬灯オチ。何度読んでもすぎょい…。 「川」登場する作家は三島由紀夫と村上芳正氏モデルとのこと。好きです。この幻想と現実の…虚実入り乱れる加減が…皆川節だなあ…。 「蜘蛛時計」頭陀袋のように扱われる。その苦痛もとうに忘れて、ただ吊り下がるのみ。 「火蟻」その骨は、もう埋めた。 「U Bu Me」母は家、そして箱。やわらかでやさしげな入れ物。 「心臓売り」誰にも理解されないだろう。この正気も、この狂気も。それはすべて心の臓だけが聞いていた。
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面白かったです。 昏く鬱々とした湿度の高い短篇が18篇。 どれも素敵な空気でした。 始めの「結ぶ」から心を掴まれ、特に「水色の煙」「花の眉間尺」「心臓売り」「薔薇密室」「薔薇の骨」が好きでした。 「骨は長い時間経つと水になる」は「薔薇の骨」からだったのか。 そして「湖底」は、皆川...
面白かったです。 昏く鬱々とした湿度の高い短篇が18篇。 どれも素敵な空気でした。 始めの「結ぶ」から心を掴まれ、特に「水色の煙」「花の眉間尺」「心臓売り」「薔薇密室」「薔薇の骨」が好きでした。 「骨は長い時間経つと水になる」は「薔薇の骨」からだったのか。 そして「湖底」は、皆川さんと綾辻行人さんが初めて会う、というときのエピソードに似てるなと思いました。綾辻行人さんの「時計館の殺人」の解説で皆川さんが書かれてたエピソードなので、それに着想を得られたのかな、と。そのエピソードも面白かったです。その後別の日にお会いできて、アリスのお茶会をされたそうです。この言葉の選び方かわいい。 皆川さんはミステリーもよいですが、幻想小説も堪らなく好きだなと改めて思いました。
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