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本を愛しすぎた男 本泥棒と古書店探偵と愛書狂
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2013/11/25 |
JAN | 9784562049691 |
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本を愛しすぎた男
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商品レビュー
3.3
17件のお客様レビュー
思ったよりも、「愛」は感じられなかった。 ギルキーは犯罪者なので、感情移入のしすぎは良くないのだろうけれど、それにしても、作者はギルキーをずいぶん突き放して見ているのだな、と思った。 そもそも、ギルキーは、本を愛しているというよりは、稀覯本をたくさん持っている教養ある自分を愛し...
思ったよりも、「愛」は感じられなかった。 ギルキーは犯罪者なので、感情移入のしすぎは良くないのだろうけれど、それにしても、作者はギルキーをずいぶん突き放して見ているのだな、と思った。 そもそも、ギルキーは、本を愛しているというよりは、稀覯本をたくさん持っている教養ある自分を愛しているのであって、古書店主たちとは違うわけで。 ギルキーにはギルキーの論理があり、この世界が不公平で不条理であることは確かで、そこから、泥棒への道と諦めへの道との分岐点において、人は何を選ぶのか。 本を所有したい欲求、もっと言えば、美しい本を所有したい欲求というのはある。それは本に限らず、美術作品においてもそうだ。そして、それを手に入れたことで、いつでも手に取れる状態になったことで、満足する、というのもある。誰かに見せびらかしたい、というのではなく、ただ自分の中の満足として。それが「愛」なのか、それとも、愛しているから多くの人の手に渡ってほしいと願うのか。
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稀少古書のみ数百冊を巧妙な手口で盗み続けた「本を愛しすぎた男」と、彼を追う古書店主にして熱血素人探偵のデッドヒート!古今東西の本泥棒たちの驚きのエピソードも交えて描く、古書をめぐる手に汗握るノンフィクション。
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ノンフィクション! 読書家は、本の内容あるいは本を読むという行為が好きな者。一方愛書家(bibliophilia)は〝書籍〟という物体を愛する者。 (P.18,20) 「本とは物語の入れ物であり、そしてそうである限り、物体としての本は所有者の歴史の産物、記憶の容器である。」「...
ノンフィクション! 読書家は、本の内容あるいは本を読むという行為が好きな者。一方愛書家(bibliophilia)は〝書籍〟という物体を愛する者。 (P.18,20) 「本とは物語の入れ物であり、そしてそうである限り、物体としての本は所有者の歴史の産物、記憶の容器である。」「本は内容を伝える手段にとどまらない。それをはるかに超える存在だ。」 本を読むきっかけ・読んだ時の感情・読み終わった後のストーリー、全て思い出が詰まってますよね。またそれが誰かの手に渡り、つながっていく。それが500年の歴史を持っていたなら…その書籍は、確かに単なる物ではない。 実際にいた本盗人にとっては、それが 思慮深く先見の目をもった、お金と地位のある上流階級の証として存在していた。 認められたかったんだろうなぁ。 貧困にコンプレックスがあったんだろうかなぁ。 自分の存在をあるがままで受け入れてくれる人が そばにいなかったんだろうなぁ。 と思いました。 とても心理分析的な内容で、私は面白かったです!
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