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ラブレス 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2013/11/29 |
| JAN | 9784101254814 |

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商品レビュー
4.2
141件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりに小説を読んで涙が溢れた。 百合江と里美、理恵と小夜子、最初は誰がなんだか関係がよくわからなかったけど、みなさんそうみたいで安心した。人に勧めるときは最初にこの4人の説明だけしておきたいと思った。 物語は杉山百合江の生涯を描いた大河小説って部類らしい。それがまぁ、あまりにも苦しくて苦しくて、気分が落ちてる時は読まない方がいい。元気な時でもパワーは持っていかれる。 一生懸命読めば百合江が報われるんじゃないか、幸せになれるんじゃないかと信じて読み進めるけど、辛い経験しすぎ。多くは望んでいないはずの百合江なのに、なぜこんなに報われないものか。 そう思って読んで、ラストシーンで涙がこぼれた。宗太郎の声が私の耳にも聞こえた気がした。最後に来てくれてありがとう。 なんだかみんな不幸だなぁと思うけど、そんなことはない。人の幸・不幸は他人の匙ではかれるものじゃない。誰にどう思われるかじゃなくて、自分がどう思うか。自分も、自分自信が信じる道を強く生きていきたい。
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今思えばユリエとリエ、サトミとサヨコ、と名前の似てる親子だったのだけど、読んでるときはたびたび関係がわからなくなった。 それはたぶん、現在パートの里実と理恵の性格が、なんとなく似てるからではないか。 それにしても大河だったし、うらぶれた昭和感がたっぷり漂う大作だった。 出てくる...
今思えばユリエとリエ、サトミとサヨコ、と名前の似てる親子だったのだけど、読んでるときはたびたび関係がわからなくなった。 それはたぶん、現在パートの里実と理恵の性格が、なんとなく似てるからではないか。 それにしても大河だったし、うらぶれた昭和感がたっぷり漂う大作だった。 出てくる男のなんと情けないこと。 里実は若い頃はしっかりものという印象だったけど、最後の方では結構イヤなおばさんになっていたな。 椿あや子の存在を、百合江はどのように知ったのだろうか。
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貧しい開拓の村に生まれた女性の半生を描く大河小説。 「北海道の開拓の村」と聞くと明治を思い浮かべるが、 舞台はなんとザ・ピーナッツが流行した昭和の時代。 まずその設定に驚かされた。 クソビンボーな境遇から始まり、旅芸人となり、未婚の母となり、 数々の裏切りにあう百合江。 特に...
貧しい開拓の村に生まれた女性の半生を描く大河小説。 「北海道の開拓の村」と聞くと明治を思い浮かべるが、 舞台はなんとザ・ピーナッツが流行した昭和の時代。 まずその設定に驚かされた。 クソビンボーな境遇から始まり、旅芸人となり、未婚の母となり、 数々の裏切りにあう百合江。 特に義母の嫌なヤツっぷりは全開で、思わずひっぱたきたくなるほど。 それでも百合江は、そんな困難な世の中をはんなりと交わして生きていく。 対照的な妹・里実のしっかり者ぶりといい、 登場人物ひとりひとりが丁寧に描かれていて、読後に余韻が残った。 同時期に出版された『ホテルローヤル』で直木賞を受賞しているのも納得の筆致。 個人的には『ホテルローヤル』よりも本作のほうが好きだ。 気になった点を挙げると、 百合江の子どもが理恵 里実の子どもが小夜子 という名前の構成。 この4人が同時に登場すると、親子関係が少し分かりづらく感じた。 おそらく漢字の形や文字数のバランスの問題だろう。
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