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死者のための音楽 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2013/11/22 |
| JAN | 9784041010761 |
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死者のための音楽
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商品レビュー
3.7
25件のお客様レビュー
短編集。 表題作は肌に合わなかったが、他は全部気に入った。 特に、巨鳥と暮らす少女の話が良かったな。 助けた鳥が、少女を大切に思うあまり、行き過ぎた行動に出ているところは怖くもあり、種族を超えた愛をも感じた。 また、生き物を廃液で黄金に変えてしまう工場の話は、途中まで神秘的な気...
短編集。 表題作は肌に合わなかったが、他は全部気に入った。 特に、巨鳥と暮らす少女の話が良かったな。 助けた鳥が、少女を大切に思うあまり、行き過ぎた行動に出ているところは怖くもあり、種族を超えた愛をも感じた。 また、生き物を廃液で黄金に変えてしまう工場の話は、途中まで神秘的な気配を感じていたが、ラストは欲に塗れた人間の末路という感じで、話の急変ぶりに驚いた。工場が閉鎖する前に大きな黄金を手に入れたいと考えた母親の思考はすぐ読めたものの、彼女を駆り立てた理由には全く気づかず、これもまたびっくりした。憎い相手を消して富も得るとは…人間って強欲だな。 他にも、井戸の中で暮らす女の話や、行ったこともない土地や知らないはずのお経を唱える幼い子の話など、こういうホラーが読みたかった!となる話が多く、また追いたい作家が増えてしまった。
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山白朝子=乙一の別名義(ちなみに中田永一も)。名前でジャンルを書き分けていて、山白朝子はホラー寄り。 充実した内容の7篇の短篇集。 けっこうしっかり怖く、けっこうしっかりグロテスクなお話も多かった。中でも「鬼物語」は巨大な鬼が村を壊滅させてゆくのだけど、描写が容赦ない。鬼の話だ...
山白朝子=乙一の別名義(ちなみに中田永一も)。名前でジャンルを書き分けていて、山白朝子はホラー寄り。 充実した内容の7篇の短篇集。 けっこうしっかり怖く、けっこうしっかりグロテスクなお話も多かった。中でも「鬼物語」は巨大な鬼が村を壊滅させてゆくのだけど、描写が容赦ない。鬼の話だけど現実で昔起きた三毛別のヒグマの事件を彷彿とさせる。 全体的に「人間の因果」を感じる物語が多かった。実際生きていると、人と人は思いがけないところで繋がっていることに気づくことがある。違和感の正体に気づいたときに、妙に納得することもある。 そういう現実でもあることをホラーの衣で包んで差し出されたような感覚。 オカルト的な意味でぞっとしたあと、そのようなことが起きた意味が分かって別の意味でもう一度ぞっとする。 「鳥とファフロッキーズ現象について」は少し毛色が違って印象的だった。 山間に住む父娘が家の屋根の上で瀕死になっていた黒い大きな鳥を助けて、治療したあと家に置いているうちにいつのまにか飼い鳥になり、という物語なのだけど…ホラー版鶴の恩返しじゃないけど、とある憂き目に遭ってしまった娘に、鳥が思わぬかたちで恩返ししはじめる怖面白いお話。 「井戸を下りる」は井戸に棲みつく女の話でどことなく「番町皿屋敷」や「リング」を思わせるし、内容的には関連性はないのだけど、「ホラーの舞台」としてなじみがあるものはやっぱり薄気味悪いのだと思った。 ホラーは人の本能に訴えかける素材があるからこそ成立するのだと改めて思った。 怖く、切なく、人の業の深さを感じる。さまざまな意味での「ホラー」を楽しめる、シンプルにとても面白い短篇集でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あの世とこの世の境界を曖昧にする、不思議で切ない7篇。時代も場所もさまざまな設定なのに違和感がなく、どこか懐かしい昔話のような世界が広がっている。 特に好みだったのは「井戸を下りる」「黄金工場」「未完の像」「鬼物語」「鳥とファフロッキーズ現象について」。もうほとんど全部好みだった。 どの物語も、読んでいて悲しい予感がある。きっとこの先悲しいことが起こると分かっていて読み進めるのは辛いけれど、その予感を裏切らないで最後にしっかり切ない気持ちにさせてくるところが良かった。 この切なさは登場人物たちの愛情によるもので、どの物語にもみんなが生きた証があった。余韻に浸っていたい。
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