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京都の闇 本当は怖い「平安京」観光案内
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/11/13 |
JAN | 9784062953078 |
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京都の闇
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商品レビュー
3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者は、中大兄皇子とともに乙巳の変をなした中臣鎌足を百済王子の豊璋であったと考え、平安京は鎌足を始祖とする百済系の藤原氏が自分たちのため、自分たちの都合の良い天皇(桓武天皇のお母さんは新羅からの渡来人。)のために造った都だとしていました。 聖徳太子や山背大兄王は始めからいなくって、改革派だった新羅系の蘇我氏を滅亡させた自分たちの行為を正当化するために藤原氏が日本書紀などの歴史書を捏造したって考えているみたい。 その角度で桓武天皇があわただしく藤原京から長岡京、平安京と遷都した意味を考えた1冊でした。 確かに歴史は勝者のものだものね。 天武天皇の後を継いだ持統天皇が、天武系とは別系統の王朝を立てたと考える理由がこの本には詳しく出ていなかったので(確かに持統さんは天智天皇の娘だけどお母さんは蘇我氏だし…)その辺りもいずれは確認したいと思います。 あと、東国に藤原の敵がいたと考えるならば、やはり継体天皇についてもっと言及して欲しかったかも。 これも他の本に書いてあるのかな? 歴史本はいろんな角度からいろんな考え方があるから、面白いなぁ♪
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蘇我氏が改革派というのは納得。 でも、聖徳太子非存在というのは…う~ん。でも、妙に納得しちゃったんだよねぇ。。。 最後の坂上田村麻呂の項は、自分が東北出身なこともあり、 かな~りおもしろかった。 確かに地元では愛されてるなぁ。。。とこれも納得。 とりあえず、藤原氏pgrww...
蘇我氏が改革派というのは納得。 でも、聖徳太子非存在というのは…う~ん。でも、妙に納得しちゃったんだよねぇ。。。 最後の坂上田村麻呂の項は、自分が東北出身なこともあり、 かな~りおもしろかった。 確かに地元では愛されてるなぁ。。。とこれも納得。 とりあえず、藤原氏pgrww DQNの日本代表みたいなもんかww
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平安京の成立に絡む藤原氏の陰謀と没落を解き明かそうとする試みをしている。一応、章や節のはじめに観光案内らしきものを入れているが、基本的には歴史の考察。かなりオカルトよりの内容であるものの、元々史料の少ない時代でもあるためその辺りはしかたのないところか。 平安京の成立の根幹には...
平安京の成立に絡む藤原氏の陰謀と没落を解き明かそうとする試みをしている。一応、章や節のはじめに観光案内らしきものを入れているが、基本的には歴史の考察。かなりオカルトよりの内容であるものの、元々史料の少ない時代でもあるためその辺りはしかたのないところか。 平安京の成立の根幹には聖徳太子の存在あり、という仮説をもとに論が展開する。そのため聖徳太子の非実在説を積極に取り入れ、なぜ聖徳太子が生み出されたのか、その理由や役割についてかなり詳しく説明している。この部分の説明はかなり説得力があった。一方で、藤原氏、ひいては中大兄皇子や中臣鎌足を”悪者”とするための理論はかなり複雑であると同時に、結論のために論を組み立てた感があった。
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