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紅白歌合戦と日本人 筑摩選書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2013/11/15 |
JAN | 9784480015860 |
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紅白歌合戦と日本人
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紅白の誕生から2011年くらいまでをざっくり追っている。紅白論というよりは歌謡界論という感じも。紅白を謳うならもっと紅白に特化してトリビアをいろいろ紹介してもらいたかった。 とはいえ、紅白がけっこう短い周期でどんどん変わってきたことがわかったのは面白かった。高視聴率が至上命題では...
紅白の誕生から2011年くらいまでをざっくり追っている。紅白論というよりは歌謡界論という感じも。紅白を謳うならもっと紅白に特化してトリビアをいろいろ紹介してもらいたかった。 とはいえ、紅白がけっこう短い周期でどんどん変わってきたことがわかったのは面白かった。高視聴率が至上命題ではあるけれど、一方でもうここ30年弱くらいはそんなの望み薄なわけで、迷走ぶりが痛々しい。著者はそうした試みをけっこう肯定的にとらえていて、「日本というコミュニティが再生する上でも必要な、受け継がれるべき記憶は、こうした場から立ち現れてくるのではないだろうか。だが、それを一つの形へと無理にまとめ上げる必要なない。むしろ、複数あっていい。しかもそれは常に変化していく。大切なのは、そうした複数の記憶が内閉することなく、交響し合うことである。」(p.347)なんていってるんだけど、多様性を受け入れるのはいいことだけど、そんなそれぞれがそれぞれの好きな方向を向いたものがまとまるのだろうか。すなわち、もう老若男女みんなが口ずさめるような歌が生まれなくなっている現代日本社会において「コミュニティの再生」とか無理なんじゃないと思っちゃう。 自分のなかでは黄金的な紅白って、その年のヒット曲が披露されるってものなんだけど、もはやそんな紅白望めないこともよくわかった。見なくなって10年はたつと思うけど、これからもきっと見ないことでしょう。
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ライターや評論家の仕事ならこれでもいいだろうが、社会学者の仕事としてこれはない。「紅白」に現れたさまざまな事象を著者が設定した枠組みに恣意的に当てはめて主観的な評価を与えるばかり。SMAPに「バーチャルな〈日本〉というコミュニティが崩壊した後の、新たなコミュニティへの希望」を見...
ライターや評論家の仕事ならこれでもいいだろうが、社会学者の仕事としてこれはない。「紅白」に現れたさまざまな事象を著者が設定した枠組みに恣意的に当てはめて主観的な評価を与えるばかり。SMAPに「バーチャルな〈日本〉というコミュニティが崩壊した後の、新たなコミュニティへの希望」を見出して締めくくっているが、本書刊行後2年足らずして周知の空中分解劇となったわけで、この1点を見ても生命力のない趣味的著作でしかないのがわかる。
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紅白歌合戦を語ることは、取りも直さず日本の戦後歌謡史を語ることだということが浮彫になる秀逸な著作。時代によって形は変われど「安住の地」を紅白が日本人に提供してきた、という仮説は非常に興味深いが、多少強引な印象も否めず。ただ、各時代の流行歌が何を以て流行歌足りえたのか、という分析は...
紅白歌合戦を語ることは、取りも直さず日本の戦後歌謡史を語ることだということが浮彫になる秀逸な著作。時代によって形は変われど「安住の地」を紅白が日本人に提供してきた、という仮説は非常に興味深いが、多少強引な印象も否めず。ただ、各時代の流行歌が何を以て流行歌足りえたのか、という分析は切れ味鋭い。音楽業界に身を置く人間には特に必読でしょう!
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