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ジョディ、傷つけられた子 里親キャシー・グラスの手記
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2013/11/09 |
JAN | 9784120045325 |
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ジョディ、傷つけられた子
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
図書館で「虐待」をキーワードで検索して出てきたもの。文学の棚にあったけどノンフィクションなので借りてきた。 教師と里親の違いはあれど、中学生の時に夢中になって読んだトリイ・ヘイデンの「シーラという子」(なんて懐かしい)を彷彿とさせる本で、数時間で読みきってしまった。 ただ、本の中で時間が進むのが遅いので気付いてはいたが、シーラ程まとまった物語にはなっていなかった。トリイがシーラに最初に関わった年月は覚えていないが、数年はあったような気がする。キャシーとジョディの里親子は1年足らずの時間しか過ごせなかったので、しょうがない。「まとまっていない」「しょうがない」どちらもジョディの生育環境に所以する、ジョディをジョディたらしめているものを表現する言葉とオーバーラップして得も言われぬ、苦々しい味が口の奥からしてくる。 イギリスの里親制度、ソーシャルサービス制度のことが少しわかるのは日本やアメリカとの比較の意味でもいいけれど、ずさんな業務態度・実績でやる気のないソーシャルワーカーへの言及が、目にしていて少し痛い。ソーシャルワーカーの態度はたしかにひどいし、福祉制度で行き届いていない部分が多すぎて、そのしわ寄せを全部被虐待児が受けている。その不公平さはよくわかるだけに。すごく個人的な意見だと思うし、私も実際どの地域の専門家にも虐待が起こらないよう、止めるよう、子供を救い出すように仕事をしてほしいことは変わらないので、自分でこう思う気持ちがよくわからなくもある。
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ただ里親になるということですら大変なのに、大きな問題を抱えたジョディを根気強く愛し続けるキャシー。子供達の協力的な姿勢も感動的だった。
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普段、戦争やら殺人やら陰惨な事件の本を多く読む私。 慣れもあって読後感を引きずることはあまりないのだけれど、この本は読んだ後しばらく陰鬱な気分にさせられました。 もちろん現実世界での児童ポルノは撲滅されなければなりませんが、こういう動画や写真を提供する親が存在しているというどうしようもない事実。 人はどこまで自分の欲望のために他者(それも全くの他人ではなく我が子)に対する哀れみや憐憫を無くせるのか。 最後、里親キャシーの元から離れ施設で暮らすことになるデョディ。里親の限界も、ソーシャルワーカーの無能も率直に描かれている所に好感が持てました。
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