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ガリレオ 望遠鏡が発見した宇宙 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2013/10/25 |
JAN | 9784121022394 |
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ガリレオ
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商品レビュー
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一六〇九年末、ガリレオ・ガリレイは望遠鏡を空に向け、天体観測を始めた。優れた望遠鏡製作者でもあった彼は、月のクレーター、木星の衛星、金星の満ち欠けなどを次々と発見。天文学、ひいては宇宙論に革命をもたらした。本書は著作、草稿、書簡などの史料をもとに、ガリレオの「もっとも輝いた日々」...
一六〇九年末、ガリレオ・ガリレイは望遠鏡を空に向け、天体観測を始めた。優れた望遠鏡製作者でもあった彼は、月のクレーター、木星の衛星、金星の満ち欠けなどを次々と発見。天文学、ひいては宇宙論に革命をもたらした。本書は著作、草稿、書簡などの史料をもとに、ガリレオの「もっとも輝いた日々」をいきいきと描きだす。天体観測の成果や他の学者との論争を通して、ガリレオが見た宇宙を追体験しよう。 第1章 望遠鏡と天体観測 望遠鏡と出会うまで 医学から数学へ 天文学の論争への参加 望遠鏡の制作 ガリレオ式とケプラー四季望遠鏡 望遠鏡を制作した理論 最初の単体観測 先取権 月の表面の凹凸 第2章 『星界の報告』 突き、もう1つの地球 恒星と天の川・星の雲 オリオン座 星の「雲」 木星の衛星と太陽中心説 衛生の発見 コペルニクス説への言及 控えめな主張 第3章 太陽中心説へ 先取圏とパトロンの獲得 特許と先取圏 哲学者という肩書き 星界の報告への反応と検証 イエスズ会ローマ学院の見解 金星の満ち欠けと太陽中心説 神学論争へ 第4章 『太陽黒点論』 シャイナー「太陽黒点に関する三書簡」 ガリレオの第一の手紙 ガリレオの第二の手紙と投影法 シャイナー「より精緻な探究」 「太陽黒点論」の出版 第5章 新しい自然研究へ 木製の衛星の運行図 ガリレオ望遠鏡の限界 新しい自然学 アリストテレスの哲学を巡って 哲学的な天文学者として 自然研究と聖書 聖書解釈からの批判 ヨシュア記の解釈 訓戒へ 終章 宮廷科学者ガリレオ 知識のあり方をめぐって 最初の「科学者」
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※このレビューにはネタバレを含みます
アリストテレス的世界観では完全な天体であり、きれいな球体だとされていた月に凹凸があることを、地球とのアナロジーで理解しようとしていた。木星の衛星の発見は、ガリレオが当時屈指の倍率の高い望遠鏡を持っていたからこそ。太陽黒点の研究も同様で、太陽表面の像を紙面に投影する技術を考案したことがものを言った。どのような実験・観測機器を持っているかによって、どこまで科学が到達できるかが決まってくることは、現代と同じであり、その意味で彼は最初の「科学者」だった。 思弁的な哲学によって世界の本質を明らかにしようとする試みと、実験的・定量的手法で世界の属性を明らかにしようとする試みへの軋轢。 にしても、望遠鏡の巨大化レースは大変だったろうなあ。
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ガリレオといえば、世論のバッシングを受けながらも地動説を唱え続けた孤高の天文学者という印象。本書では、ガリレオを高性能な望遠鏡の発明家として注目する。望遠鏡があればこそ、ガリレオは数々の発見を成し遂げた。望遠鏡がなければ、ガリレオはただの人・・・とまでは言わないけど。 そんなガ...
ガリレオといえば、世論のバッシングを受けながらも地動説を唱え続けた孤高の天文学者という印象。本書では、ガリレオを高性能な望遠鏡の発明家として注目する。望遠鏡があればこそ、ガリレオは数々の発見を成し遂げた。望遠鏡がなければ、ガリレオはただの人・・・とまでは言わないけど。 そんなガリレオの代表的な発見が月の表面にデコボコがあること、木星に衛星があること、金星が満ち欠けをすること、太陽に黒点があることなど。これらの発見を総合すると地動説という結論が導き出される。科学っておもしろい。
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