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文字の食卓
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 本の雑誌社 |
| 発売年月日 | 2013/10/25 |
| JAN | 9784860112479 |

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商品レビュー
3.8
12件のお客様レビュー
絵を見るのと同じように、日常に溶け込む書体を目で味わう。文章と書体の記憶が強烈に分かちがたく結びついている著者が、書体ごとの思い出と独自の偏見を語るエッセイ。 「絶対フォント感」という言葉は知ってたけどここまでの人がいるんだな。「文字を情報じゃなく物質として見る」というフレー...
絵を見るのと同じように、日常に溶け込む書体を目で味わう。文章と書体の記憶が強烈に分かちがたく結びついている著者が、書体ごとの思い出と独自の偏見を語るエッセイ。 「絶対フォント感」という言葉は知ってたけどここまでの人がいるんだな。「文字を情報じゃなく物質として見る」というフレーズがこの本をよく表している。フォントの標本箱だ。 本が絶滅するとか言われて久しいが、活字や写植が物理的にそれを"組む"人に結びついていたという身体感覚は私の世代では既に失われている。菊池信義とか杉浦康平みたいなブックデザイナーが作業を始めると部屋はカッターで切った紙屑だらけになったと読んだことはあるけれど、書体を操ること自体が特殊能力だった時代、という過去の話としてしかイメージできない。 正木さんのフォント感は仕事で培ったものではなく天性で、幼いころから本ごとのフォントづかいが強烈に記憶に焼き付いているらしい。カメラ記憶の書体特化版みたいなことだろうか。もしかして可読性がフォントに大きく左右されるタイプの人も、逆手に取ればこういう能力が身につくのかな。それにしても改めて見るとリュウミンって長文に向かなくないか。 正木さんがフォントを語る様子はブラッドベリの『たんぽぽのお酒』にでてくる〈風の壜詰〉を思いださせる。この本は標本箱なのだがそれぞれのフォントは綺麗にピン留めされた剥製ではなく、正木さんが戸棚から思い出を封じ込めた壜をだしてきてくれて、蓋が開かれるとその空気ごと目の前に広がる。タイトルに「食卓」と付き、フォントが「チューインガムの文字」「炊きたてごはんの文字」と食べものに喩えられているように、正木さんにとっては文字のかたちが体感と固く結びついているのだ。この語り口がとても心地よい。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB13935655
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わかりみがすごいなコレ…。 精興社書体とかめっちゃ幼少時の読書時代思い出してわくわくするもんな…タイポスめっちゃかわいい…日活明朝体の爽やかさ…宇多田ヒカルの秀英細明朝体わかる…艶かなのマサルさん面白懐かしい…。 全ての乱読者必読、いや必見。
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