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大戦前夜のベーブ・ルース 野球と戦争と暗殺者
定価 ¥3,080
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 原書房 |
| 発売年月日 | 2013/10/25 |
| JAN | 9784562049530 |
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大戦前夜のベーブ・ルース
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大戦前夜のベーブ・ルース
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アメリカの方が書かれたベーブルース率いる全米チームが来日したその戦歴とその裏側を、当時の日米間の緊張と、日本の右翼や風俗をからめて描いた近代野球史。読み物としてとても面白い。それでもアメリカを憎んだ沢村栄治の記述はとても痛々しい。沢村はほとんどカリスマ性がなかったと言い放ち、沢村の人気が色あせないのは、長らくプロ野球で活躍したからでもなく、戦前戦後を通じて日本を象徴する存在だったからだとする著者の評価は冷徹である。
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1934年11月、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグを中心とした大リーグ選抜が来日し、全日本選抜チームと対抗戦を行ったこと、そして、その中の一試合、静岡・草薙球場で当時17歳だった沢村栄治がメジャーリーガー相手に伝説の快投を行ったことは知識としては知っていました。 本著は、その大リ...
1934年11月、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグを中心とした大リーグ選抜が来日し、全日本選抜チームと対抗戦を行ったこと、そして、その中の一試合、静岡・草薙球場で当時17歳だった沢村栄治がメジャーリーガー相手に伝説の快投を行ったことは知識としては知っていました。 本著は、その大リーグ選抜の日本遠征を巡るドキュメンタリーです。 単に、野球の試合の模様に留まらず、当時1ブロック紙に過ぎなかった読売新聞を本イベントをきっかけに大新聞化しようとしていた正力松太郎の野望(本遠征で結成された全日本チームが、その後の読売巨人軍の母体となる)、台頭する軍部の国家主義的青年将校たちの暗躍、沢村栄治のその後の哀しき生涯、遠征チームのメンバーであり後にCIAなどのスパイとなるモー・バーグ捕手を巡る疑惑の検証など、多様なエピソードで当時の世相が描かれます。 驚かされるのは、来日した大リーグ選抜に対する日本国民の歓迎ぶり。 東京駅から銀座通りを巡る最初の歓迎パレードには相当な人が押し寄せ、大混乱を極めたとのこと。 当時の民衆はメジャーリーグの試合など観たこともなかったろうに、そこまで熱狂するという感覚が今となってはちょっと信じられないくらい。 1934年、昭和9年と云えば、満州事変、五・一五事件、国際連盟脱退など、日本が国際社会から孤立を深めつつあった時代。 その時世に、僅か7年後には敵国となる米国のスーパースターたちを屈託なく歓迎したという事実は不思議な感じがします。 当時、ベーブ・ルースは現役生活の最晩年に差し掛かっていましたが、そもそもよく来日を決断したな(だいぶ渋ったようですが)という思いを抱くとともに、本著で紹介される愛嬌のあるショーマンシップや女性関係のだらしなさなども、あまりそういう印象を持ってなかったので興味深く感じます。 もともと日本人に読ませるために書かれた本ではないように思うので、やや説明的で事実の羅列のように感じられるところはあるし、内容にどこまで信憑性があるのかやや怪しいところもありますが、戦争に向かっていく不穏な時代の奇妙にうわついた雰囲気を味わうことはできる一冊です。
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非常に興味深い内容だった。アメリカ人の著者が、これだけ日本の当時の出来事だけでなく、社会と思想の背景まで調査を広げ、このテーマで一冊の本として纏め上げたことに驚いた。アメリカから見た、太平洋戦争前の日本、というテーマでも、貴重な資料なのでは。
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