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甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺
定価 ¥1,650
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2013/10/30 |
JAN | 9784163826103 |
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甘いもんでもおひとつ
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甘いもんでもおひとつ
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商品レビュー
3.8
60件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いやぁ素敵なお話でした。 お兄ちゃん!!!いい!! そしてお糸ちゃんも可愛い!! 出てくるお菓子美味しそうすぎる!! しかも春、夏、秋とそれぞれのお菓子が出てくるのがとても良いですね。 お雪さんたち夫婦の子供も気になるし、こりゃシリーズ読みますわ。 とりあえず、その前に甘いもんでもひとつ買ってきます。
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叔父に跡を継げるはずであった和菓子店を追い出された兄、それを追って出て来た弟、二人を軸に美味しそうな和菓子を共にして展開。そこそこで意地の悪さを前面に押し出し、兄弟の店を潰そうとする叔父。最後に理由が明らかになるが、えーそれだけ?子供の時から成長を見ていてそこまで出来る?ただの悪...
叔父に跡を継げるはずであった和菓子店を追い出された兄、それを追って出て来た弟、二人を軸に美味しそうな和菓子を共にして展開。そこそこで意地の悪さを前面に押し出し、兄弟の店を潰そうとする叔父。最後に理由が明らかになるが、えーそれだけ?子供の時から成長を見ていてそこまで出来る?ただの悪い人なだけじゃん。その娘があまり私には好ましく思えなかった。でもその実一番可哀想なのは茂市さんのような気がする。まだ続編があるのですね
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シリーズ第一作。 上菓子屋〈藍千堂〉は、店主で菓子職人・晴太郎(兄)、接客と経理担当の幸次郎(弟)、二人を『坊ちゃま』と立てる職人・茂市の三人で切り盛りしている。 そもそも父の死後、実家である上菓子屋〈百瀬屋〉から兄弟が追い出された理由はなんだったのかということを知りたくて第一...
シリーズ第一作。 上菓子屋〈藍千堂〉は、店主で菓子職人・晴太郎(兄)、接客と経理担当の幸次郎(弟)、二人を『坊ちゃま』と立てる職人・茂市の三人で切り盛りしている。 そもそも父の死後、実家である上菓子屋〈百瀬屋〉から兄弟が追い出された理由はなんだったのかということを知りたくて第一作を読み返してみたのだが、その理由はなかなか出てこないまま話が進む。 田牧さんの作品は匂わせが多いので仕方ないのだが、もっときちんと掘り下げて描いて欲しかったという印象が残る。私の読解力の問題かも知れないが。 先に読んだ第二作では恋する晴太郎の暴走に違和感を感じたのだが、この第一作では幸次郎もまた恋の暴走をしている。お相手はこれまた厄介な人。こうして読みかえすと、よく似た兄弟なのだなと分かる。 第二作同様、幸次郎が突っ走ればお店のピンチになりかねないのだが、晴太郎は寧ろ後押ししている。第二話では伊勢屋総左衛門が後押ししていたのに似ている。 肝心の〈百瀬屋〉の現店主で兄弟の叔父がなぜ兄弟を追い出したのか、その後も何かと〈藍千堂〉に嫌がらせをしてくるのは何故なのかという部分については納得できる部分と出来ない部分があった。 上菓子屋なのになぜ砂糖の品質を落とすのか、自身の腕が兄弟の父には及ばないというのなら、腕利きの職人を雇うなり育てるなりできなかったのか。卑怯な手を使ってまで兄弟を追いつめるという展開ではなくて堂々と菓子作りで勝負するという設定には出来なかったのか。 叶うはずのない幸次郎への恋をしているお糸にしてもいつまでも引っ張るのではなくてサバサバ振り切る展開にはならなかっただろうか。 …などとアラばかり見てしまってなかなか物語の世界に入り込むことが出来なかったのだが、第二話の「氷柱姫」の話は良かった。思いあう不器用な二人の真意とは裏腹に周囲が勝手に事を大きくしていく。旗本という地位であるゆえの窮屈さを乗り越えて、二人が自分達らしい道を行く姿はホッとした。 第二作では彼らのその後が描いてある。だが晴太郎が恋してしまう相手との出会いのきっかけになるのも彼らだった。 年齢的にどうしても彼らの親目線…茂市や総左衛門、少し若い世代だと同心の岡やおろく一家の視点で読んでしまうのだが、彼らにとって晴太郎・幸次郎兄弟は可愛くて厄介で、黙って見守りたいけれど口を出したくてという存在なのだろう。 ただどうにも肝心の兄弟に感情移入出来ないのが厄介で、シリーズ最新作を読むかどうかは微妙。また苛々しそうな気もする。
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