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隅の風景 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/10/29 |
JAN | 9784101234229 |
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商品レビュー
3.5
26件のお客様レビュー
恩田陸の旅エッセイ。刊行は平成23年、文庫化は平成25年。積読の結果令和5年に読むという。 どんなタイミングでも、自分が読んだ時がその本との出会いなので、気にはしてないのですが、エッセイとかは共感できる部分が変わってくるのかなあ、と思う。 あとあと読むことで、著者が感じたことが未...
恩田陸の旅エッセイ。刊行は平成23年、文庫化は平成25年。積読の結果令和5年に読むという。 どんなタイミングでも、自分が読んだ時がその本との出会いなので、気にはしてないのですが、エッセイとかは共感できる部分が変わってくるのかなあ、と思う。 あとあと読むことで、著者が感じたことが未来にどんな影響を与えたのか、と楽しめるというのはあるけど。連載もしくは、刊行当時の読者である自分の生の感情とたらし和すことができないかな、と思う一面もある。 なんにしろ、楽しめればいいのだけど。変なところで変な理屈こねてしまうのはやめたいですな。 郡上八幡の回は「愚かな薔薇」じゃないか、ということがすぐにわかったので、わくわくしました。まだ書き上げてない作品、いつか出るであろう作品のきっかけになった場所を巡ったエッセイ。「愚かな薔薇」のあの異様な熱気の原点はここだったのか、と楽しく読みました。 結果を知っているからこその喜びでしたね、この回は。 こんな楽しみもあるのだから、読むタイミングなんて人それぞれでいいんだよなあ、と再確認です。自分に都合よく。
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飛行機恐怖症を克服した恩田さんの旅エッセイ。文章がユーモラスで出先でニヤニヤしながら読んでた。 グレーゴム・ザムザ「変身」の解釈からプラハのビール、伊勢神宮の話まで、恩田陸ファン必読!文庫版の書き下ろしが最高!「闇の絵本」読みたいー!(未刊)
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「のんびり旅ができるというのは、なんてありがたいことなんだろう。確かな日常があって、明日も当たり前に世界があるからと思えるからこそ、旅に出ることができるのだ」(文庫版あとがきより) 旅に出ることが容易ではない今日、旅エッセイや写真集をめくりながら少しでも旅気分を味わおうとしてい...
「のんびり旅ができるというのは、なんてありがたいことなんだろう。確かな日常があって、明日も当たり前に世界があるからと思えるからこそ、旅に出ることができるのだ」(文庫版あとがきより) 旅に出ることが容易ではない今日、旅エッセイや写真集をめくりながら少しでも旅気分を味わおうとしている。恩田さんのエッセイ、あまり読んだことなかったなあと思い、『隅の風景』を初読。 小説でも、実在する場所であれ、実在しない場所であれ、情景描写が素晴らしく、いつも惹きこまれてしまうが、そんな恩田さんが書く旅のつれづれは、旅の発見・ハプニングなどなど自分も追体験しているようで面白い。 情景と同じ位、お酒と料理の描写も。私もチェコに行って清冽なビールを飲みたい…!間々に挟まれるセピアがかった写真たちも素敵。 巻末にある「ゲニウス=ロキ覚書」、これまでの作品のインスピレーションを受けた場所についての言及は、ファンには嬉しい。
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