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「いいね!」が社会を破壊する 新潮新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/10/17 |
JAN | 9784106105425 |
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商品レビュー
3.4
27件のお客様レビュー
1988年に世界で14万5千人の従業員を抱えて世界一のフィルム企業イーストマン・コダック社は2012年にチャプターイレブン(会社更生法)適用となった。絶頂期には1ドルで70セントの利益が出ると言われた、フィルム・現像・プリントの各段階で利益が見込めたからだ。ご想像の通りその凋落...
1988年に世界で14万5千人の従業員を抱えて世界一のフィルム企業イーストマン・コダック社は2012年にチャプターイレブン(会社更生法)適用となった。絶頂期には1ドルで70セントの利益が出ると言われた、フィルム・現像・プリントの各段階で利益が見込めたからだ。ご想像の通りその凋落の要因は、デジタル化です。フィルムレスのデジタルカメラの登場に加えスマホで高画質カメラが搭載しかも瞬時にネットに掲載や共有、メールでのやり取りも出来る。一部のマニア等以外には必要とされなくなった。 書籍も同様だ。amazonを筆頭にネット販売で実店舗書店は世界中で激減している。日本は再販制度で本の定価が決まっているのでネットでも実店舗でも価格差は無いが利便性や在庫数には太刀打ち出来ない。更に今後は電子書籍が普及すれば、出版社は大幅縮小し取次・書店・製本・紙業・印刷業・物流業に多大な影響が出るのは必至だ。私自身は、紙派だが今後電子書籍が相応の価格(紙に比べて圧倒的に低コスト)になれば、保管場所、即時性、特にエコの観点から電子書籍を勧めざるを得ないと思う。 上記二点は、イノベーションだがこれ等ITイノベーションは高度デジタル化と通信インフラ向上によって、雇用や機会の喪失をもたらし極一部の人間とプラットフォームを有する企業だけが有利になるのが、現在のイノベーションだ。既得権益を壊し新たな産業を生み出すが雇用を生み出すものでは無くなってきた。 本書の題名、''いいね!が社会を破壊する''とは、決してソーシャルメディア等の反応を示す''いいね''では無く、日々進化するIT化による超効率化や生産性向上による弊害で雇用や賃金が守られなくなり、素晴らしいITを駆使したインフラも利用する人が限られやがて衰退するのでは、という懸念だ。 AI化やロボット化は、確かに素晴らしい人に代わって頭脳・肉体労働を行なってくれるだろう、では人は何処へゆくのか? ロボットへの前後準備作業や手作業でないと出来ない本当に単純な労働、もしくは高度で人としての感覚が必要な頭脳労働。超二極化されつつ有るのでは無いでしょうか、
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フェイスブックによる個人情報の流出に危機を唱える、という趣旨の本ではない。いやそれどころではなく、アマゾンが仕掛ける物流改革やネット通販による流通破壊、そして大型量販店やLCC (格安航空会社)などによる価格破壊と、利用する大多数の人々が「いいね!」と思っている便利なネット環境が...
フェイスブックによる個人情報の流出に危機を唱える、という趣旨の本ではない。いやそれどころではなく、アマゾンが仕掛ける物流改革やネット通販による流通破壊、そして大型量販店やLCC (格安航空会社)などによる価格破壊と、利用する大多数の人々が「いいね!」と思っている便利なネット環境が逆に人々の雇用を奪い、さらには社会を破滅させる危険性に警鐘を鳴らしたもの。 世界最大のフィルムメーカーである米イーストマン・コダック社に15年間勤めた著者自身が2012年にその倒産を目の当たりにした経験から、好調を続ける優良企業までもが陥る罠と、消費者の取るべき方策について提言する。昔からのことわざ・「タダほど怖いものは無い」の真意を罪のない一般市民が身を以て痛感するのは、そう遠くない未来なのかも知れない。
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本のタイトルと内容にギャップあり。売るためのネーミング。 ・フィルム式のカメラからデジタルカメラに移行した話、コダック社。 ・紙の本からいずれデジタルデータの本が主流になる話。 ・フェイスブック、ツイッター、LINE等による個人情報をIT企業が握り、それを国家が使う話、安易に著者...
本のタイトルと内容にギャップあり。売るためのネーミング。 ・フィルム式のカメラからデジタルカメラに移行した話、コダック社。 ・紙の本からいずれデジタルデータの本が主流になる話。 ・フェイスブック、ツイッター、LINE等による個人情報をIT企業が握り、それを国家が使う話、安易に著者が不安を煽るような内容ばかりだった。対策、解決案もなし。
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