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夢のなかの夢 岩波文庫
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夢のなかの夢 岩波文庫

アントニオ・タブッキ(著者), タブッキ(著者), 和田忠彦(訳者), 和田忠彦(訳者)

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夢のなかの夢 岩波文庫

定価 ¥627

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2013/09/19
JAN 9784003270615

夢のなかの夢

¥440

商品レビュー

3.9

20件のお客様レビュー

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2026/01/17

総勢20人の人物の“夢”の断章集という形をとる。著者のアントニオ・タブッキは序文「覚え書」で否定しようとしているけれども、これは“夢”を描く体による“人物批評”と思う。20人のうち、私の知っている人物の断章は、その人物の功績・作品に関連した幻想譚であった(私の知らない人物の断章も...

総勢20人の人物の“夢”の断章集という形をとる。著者のアントニオ・タブッキは序文「覚え書」で否定しようとしているけれども、これは“夢”を描く体による“人物批評”と思う。20人のうち、私の知っている人物の断章は、その人物の功績・作品に関連した幻想譚であった(私の知らない人物の断章も、たぶん同様なのだろう)。この人物はこんな事をした人だから、こんな夢の話を…といった具合に、人物とその“夢”とがキッチリ繋がっていて、私の時折見る「夢」の特徴―突拍子のなさ―を感じない。また、最後に置かれたのが「他人の夢の解釈者、ジークムント・フロイトの夢」であって、これが最も批評性が強いように感じる点も、この感想を強くする。

Posted by ブクログ

2025/05/07

タブッキ好みの作家や詩人や革命家(なぜかみな男性)が見たかもしれない夢が20篇。 何年何月何日、彼はこういう夢を見ました。夢を見たことは事実として提示されている。有無を言わせないところがいい。多くは、夢を見たあとに、過去の自分を悔いたり(でももう手遅れ)、直近の未来に決定的な出来...

タブッキ好みの作家や詩人や革命家(なぜかみな男性)が見たかもしれない夢が20篇。 何年何月何日、彼はこういう夢を見ました。夢を見たことは事実として提示されている。有無を言わせないところがいい。多くは、夢を見たあとに、過去の自分を悔いたり(でももう手遅れ)、直近の未来に決定的な出来事が待ち構えていたりする。 ランボーは、切断された自分の片脚を抱えながら、セクシュアルな体験をする。アンジョリエーリは、シエナの大聖堂で猫になっている自分を発見し、スティーヴンソンは、気がつくと天翔ける帆船に乗っている。ロートレックは、女性たちに囲まれて、背が瞬間的に伸びるのを経験する(確かに、彼に見せてあげたいような夢だ)。……そして最後の最後は夢判断の、あのフロイト。まさか彼がドーラになるとは。 どの夢も、なぜかとてもリアルに感じられる。そのリアルさに、驚きを通り越して感動すら覚える。

Posted by ブクログ

2025/04/04

タブッキの愛する芸術家たちの想像する夢を綴った20の夢の物語。ヴィヨン、ランボー、チューホフ、ドビュッシー、ペソアなどそれぞれの幻想的で耽美で甘美な夢世界が美しく、豊かな想像に触れてこちらの感性もまたきらめく。静謐な漂い。(2024年2月4日読了)

Posted by ブクログ