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ジ、エクストリーム、スキヤキ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2013/10/04 |
| JAN | 9784087715026 |
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ジ、エクストリーム、スキヤキ
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商品レビュー
3.7
16件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
若者4人が、究極?のすき焼きを食べる場所を求めての小旅行物語。 著者が脚本家でもあるからかもしれないが、会話の多い文章でテンポよく読み続けることが出来た。 物語の中で、女性主人公が「好きな映画は?」と聞かれて答えに窮する場面があったけれど、確かにその気持ちは分かるなと。。 私は学生時代に本棚に並べていた本には全てカバーを付けていた。これは、本を愛して汚れ防止とかじゃなく、知人が本棚に並んだ本の題名を見て、「私のことをこの程度の人間なんだ」と値踏みされるのが嫌だったから。 三太郎の日記とかがあればいいんだろうけど、赤毛のアンとかさらにアンの青春まであったりするのが知れるとね~ 青春時代への郷愁を感じさせる物語だった。
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今回も僕的には傑作! と思うんですけれども、案の定、特にこれといったイベントの起こらない小説でして、万人には勧めがたい…といった感じなので☆三つに…。 まあ、僕的には気に入っているんですけれどもね! タイトルにスキヤキとありますから、当然のことながら登場人物たちはスキヤキを頬張...
今回も僕的には傑作! と思うんですけれども、案の定、特にこれといったイベントの起こらない小説でして、万人には勧めがたい…といった感じなので☆三つに…。 まあ、僕的には気に入っているんですけれどもね! タイトルにスキヤキとありますから、当然のことながら登場人物たちはスキヤキを頬張りますわな…(!) まあ、あとは学生の頃の友人たちが集って何だか昔を懐かしんだり、昔と今の元カノ? を比べたりして時が経っていきます…。 著者はもう四十前だと思うんですけれども、よくぞここまで学生の頃の何とも言えないモヤモヤとした感情…を忠実に再現できますねぇ…と感心ばかりの読後感でした。さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー
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「5万円と仏像どっちかもらえるとしたら、どっちもらう?」 「え、19万の仏像?」 「そう」 「そしたら19万の仏像もらって8万で売るよ」 「どこに?」 「ブックオフか何かに」 「いくらブックオフでも、仏像は買ってくれないだろ」 「お前ん家のスキヤキってどんなの?」 「豚だよ」 ...
「5万円と仏像どっちかもらえるとしたら、どっちもらう?」 「え、19万の仏像?」 「そう」 「そしたら19万の仏像もらって8万で売るよ」 「どこに?」 「ブックオフか何かに」 「いくらブックオフでも、仏像は買ってくれないだろ」 「お前ん家のスキヤキってどんなの?」 「豚だよ」 「それスキヤキじゃないんじゃない?」 「だからこれはスキヤキをどう定義するかによるだろ?」 『大川の母はスキヤキの語源を「好き焼き」だと思っているらしい。「お好み焼き」みたいなニュアンスでスキヤキを捉えていたことになる。 自由な発想でスキヤキを大胆にアレンジしたのだった。』 『簡単なのが嫌だった。もっと、攻めた結果のスキヤキが良いというか、前のめりのスキヤキを求めているのだ。』 「凄さっていうのは外からは、なかなかわからないんだよ」 「じゃあ駄目じゃん?」 「なにが?」 「わかんないだろ?」 「わかんないけど、俺らは外じゃなくて中だからわかるだろ?」 「スキヤキの?」 「いや、スキヤキの中って言うか、スキヤキって言う組織の?」 「全然わかんない」 『僕は茶をすすった。 何してんだっけこれ? 四人で茶を飲んでいる。「お茶をする」という文化というか、行為というかがあるが、こういうのではなかったはずだ。お茶を飲みながらの談笑を「お茶をする」と言うのではなかったか? これはただ「お茶を飲む」である。』 「あ、凄いスキヤ…あ、まあ、なんか、凄い、高い、肉」 「だ、そういう高い肉とかじゃない、もう、超越したいの肉を、あのスキヤキを」 「じゃあもうそれスキヤキじゃないじゃん」 「あ、もうスキヤキじゃないよ」 「え?」 「…それがスキヤキじゃないんだったら、スキヤキじゃないよ、その、スキヤキを超えたスキヤキのことをスキヤキじゃないって言うんなら、スキヤキじゃない」 「えなに? そんなにスキヤキやりたいの?」 「だから、スキヤキはやりたくないんだよ」 「スキヤキはやりたくないの?」 「スキヤキはやりたくないよ、だから、便宜上スキヤキって言ってるけど、それはもうスキヤキじゃない」 『立ち上がり、キューを取ってチョークをつけ始める。チョークをつける意味はいまいちわからないがカッコいいので、ことあるごとにつけるようにしている。』 『わたしたちは、仲が良かった。多分。 でも久しぶりに会ったから、そのときの感覚は遠い昔のことになっているのだけど、仲が良かったのだから今も仲がいいはずだ、という感じがあって、それは仲良く振舞わないといけないという圧力になっている。 そういうのがなければもう少し気軽に話せるんだけど。』 「俺なんか最近、腰が痛い予感がするんだよね」 「予感?」 「痛くなるなっていう前兆が常にあるみたいな? わかる?」 「やっぱり、これだけ大きい身体だったら長く生きるんじゃないですかね?」 「え、身体の大きさと寿命って関係ある?」 「だってもったいなくないですか?」 「え?」 「ここまで大きくなるのに、凄いコストがかかるでしょ? 時間とか食糧とか、それがすぐに死んじゃったらやっぱもったいない気がするんですよ」 「なるほど」 『大学の友達と気が合った。会社の人たちとは、合わないように感じた。僕だけ違う人間のように感じていた。この人たちとは合わないとか思いながら仕事をしていると、実際には合っていようが合っていまいが、合わない。 当たり前のことで、僕自身そんなことはわかっていた。わかってはいたけど、急に態度を変えることは難しく、結局最後まで馴染めないまま、仕事を辞めた。』 「いや、つい、過去のことばっか考えちゃうと思って」 「でも、過去のことしか考えられないんじゃないてますかね?」 「うん? どういうこと?」 「だって、わたしたちが考えることって、わたしたちの中にあることっていうか、なんかストックだけでしょ? それって過去のことじゃないかなって思うんです、わたしたちが知ってることって、全部過去のことっていうか」 「それでも過去ばっか見てちゃやっぱ駄目なんだと思うな ー 未来はさ、真っ暗ってことでしょ? まだ何もない。それでもそっちを向いてないと駄目なんだと思うな」
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