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小説フランス革命(12) 革命の終焉
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2013/09/26 |
JAN | 9784087715316 |
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小説フランス革命(12)
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商品レビュー
3.5
13件のお客様レビュー
いよいよフランス革命も終盤。権力を手にして恐怖政治を敷いたロベスピエールが、最後にはみんなからの反撃にあって立場が逆転、逮捕されて断頭台に送られて長い長い物語は終わる。それでもなぜ最後にロベスピエールが失脚したのかがわかりにくかったが、やはりフランス革命の流れを解説することが一...
いよいよフランス革命も終盤。権力を手にして恐怖政治を敷いたロベスピエールが、最後にはみんなからの反撃にあって立場が逆転、逮捕されて断頭台に送られて長い長い物語は終わる。それでもなぜ最後にロベスピエールが失脚したのかがわかりにくかったが、やはりフランス革命の流れを解説することが一切なくて、各人物の描写が中心となっているからか。ある程度はフランス革命のことを勉強してから読み始めたほうがよかったのだろう。同じ作者による、歴史の流れから言えば続編にあたるナポレオンの物語も読みたかったが、もう少し勉強してから読み始めたほうがいいかもしれない。
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全12巻読了。 一年半くらいかかったかな。 物語もほんの数年の出来事。 皆んな死んでいきましたね。 これが革命なのでしょうか?哀しい。 政治家は理想と熱意だけでなく、人間を洞察するリアリティを持って、それをバランス良く駆使できないと務まらないのでしょうね。 僕としては、この後のフ...
全12巻読了。 一年半くらいかかったかな。 物語もほんの数年の出来事。 皆んな死んでいきましたね。 これが革命なのでしょうか?哀しい。 政治家は理想と熱意だけでなく、人間を洞察するリアリティを持って、それをバランス良く駆使できないと務まらないのでしょうね。 僕としては、この後のフランス、ナポレオンに繋がっていく物語を読みたいです。 読書家の皆様、おススメを教えて下さい。
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最終巻はサン=ジュスト視点で。ここまで来てもロベスピエールはやはり御簾の中に引っ込んだままってもう最終巻なんですが…。結局私はロベスピエールのことを理解できないままだった。もともとは彼のことをわかろうとして読み始めたのに、この本に出てきたフランス革命に関わる人物は、好き嫌いは別と...
最終巻はサン=ジュスト視点で。ここまで来てもロベスピエールはやはり御簾の中に引っ込んだままってもう最終巻なんですが…。結局私はロベスピエールのことを理解できないままだった。もともとは彼のことをわかろうとして読み始めたのに、この本に出てきたフランス革命に関わる人物は、好き嫌いは別として、どこかしら分かるところがあったのに、ロベスピエールだけは気持ちがシンクロしたことがなかった。いや、ミラボーが死ぬ場面は、一瞬ロベスピエールが人間らしい指導者になるんじゃないかって思ったんだけど、結局最後までそんな様子はなかった。…そんなことはないか。ダントンとデムーランを手にかけた後の抜け殻っぷりは。死ぬ直前にルバから渡された拳銃で自分の顎を撃ち抜き、言葉を失ったロベスピエールの姿が残酷なまでに描写される。ただ、なんだろう彼のこだわりに神々しさを覚える。きれいな形ではなく、無様で痛ましく死んでいくことにロベスピエールの「生き様」を見ることができたのかもしれない。 やっぱり人間の大事な要素って「欲」だなって、延々とエベールにつきあわされてきた今は思う。ロベスピエールと比べるとサン=ジュストでさえも人間らしく「欲」がたくさんある。この作品はパリの政治的な動きがほとんどで、戦の場面は少なくて、硝煙のにおいがしたのはバスティーユの戦いと、フルーリュスの戦いくらい。前者はデムーランが後者はサン=ジュストが参加している。サン=ジュストはパリで政争と人狩りばかりやってたと思っていたので、前線をまわっていたのを知り、いろいろ見直した。戦地に行く人間は信用できる。自分の中にあった欲を嫌っていたサン=ジュストがいちばん汚れなく神々しいばかりに描かれる。もしかしたら憧れていたロベスピエールの境地にとうとう到達したのかもしれない。
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