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かたちだけの愛 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2013/09/21 |
| JAN | 9784122058415 |

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かたちだけの愛
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かたちだけの愛
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商品レビュー
3.8
38件のお客様レビュー
平野さんの前期分人主義作品。 光岡自動車の大蛇や倉俣史郎のミス・ブランチなど、登場する芸術作品たちが物語を彩ってくれました。知らなかったものばかりで、調べながら読み進めました。 以前読んだ自己愛性パーソナリティ障害の書籍に「自己愛は、『大好きなママが僕(私)のことを好きだ...
平野さんの前期分人主義作品。 光岡自動車の大蛇や倉俣史郎のミス・ブランチなど、登場する芸術作品たちが物語を彩ってくれました。知らなかったものばかりで、調べながら読み進めました。 以前読んだ自己愛性パーソナリティ障害の書籍に「自己愛は、『大好きなママが僕(私)のことを好きだから、僕は僕が好き!(私は私が好き!)』といった、母との関係をもとに育まれる。」といったことが書かれていたことを思い出した。 かたちだけの愛、とタイトルにあったが、ここでは「かたち」と言っても「形」「パターン」「テンプレ」といった「お決まりの」という意味での「かたちだけ」なのかなと感じた。果たしてそれは本当に愛しているのか、そうはいっても「かたち」としては愛しているから、愛は愛なのか。物語中盤で考えさせられる。 真の愛とは。
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いやあ良かった!幸せな気持ちになれた。愛について考え直す機会になった。もう少し考えてみたい。途中からは映画を観ている気分だった。俳優陣はどんな感じがいいだろうかと空想もしていた。「マチネの終わりに」と比べても、甲乙つけがたい。以下、読みながら感じたことと、抜き出し。 そう言えばホ...
いやあ良かった!幸せな気持ちになれた。愛について考え直す機会になった。もう少し考えてみたい。途中からは映画を観ている気分だった。俳優陣はどんな感じがいいだろうかと空想もしていた。「マチネの終わりに」と比べても、甲乙つけがたい。以下、読みながら感じたことと、抜き出し。 そう言えばホームランバーって銀紙で包まれていたなぁ。 80歳まであと何年で数えるか。僕はあと19年、そう考えると大切にしないといけないなあ、1日1日。 淡谷大三治、本当にあった名前なんだろうか。 断端末が断末魔と読めてしまう。何度も。 義足については知らないことばかりだ。 グレージュのマニキュア、知らないことばがまたまた出てくる。 愛する人が昔つきあっていた相手は、魅力的であった方がいいのか、それとも、魅力的でない方がいいのか?うーん、難問だ。 ジョージ・デューク「シャイン・オン」知らない、エイミー・マリンズ、倉俣史朗 やはり知らない実在の人物が登場する。 ラヴェルのピアノ協奏曲第二楽章が登場。僕も大好きな曲だ。 好きという感情は、とにかくどんな時でも、その人のことばかり考えてしまうことだが、その裏返しとして、ついでに、その人の前の相手のことまで思い出さなければならないというのは、まったく残念だった。確かに。 自分は結局、人を殴れない人間なのだと、彼は今更のようにつくづく感じた。それはまったく性格的な問題で、殴れるという人間もまた、そういう性格なのだろう。そして、殴れば良かったと後悔する人間と、殴らなければ良かったと後悔する人間とがいて、殴らない人間が殴る人間より報われず、殴る人間が殴らない人間よりも、多くの災いに見舞われるのでない、とするならば、まったく、気が滅入るような世の中だった。僕も殴れない人間だ。それどころか、頭に血が上ったら倒れてしまうだろうなあ。 唐沢のことばにハッとする。「あなたが、三笠さんから自分を奪い去っていくところを見たかったんだよ。強引に、無我夢中で。それくらいは理解しないとなァ。」 彼女(障害者となった久美)にとって、愛とは今、相手に配慮を通じて表現されるよりも、無我夢中の自己満足を通じて表現された方が、遥かに信用出来、真実らしいと感じられるのだった。 愛って、もっと偶然的で、選ばれる人間に優劣があるわけでもなければ、選ぶ人間が賢かったり、愚かだったりするわけでもない。ただたまたま、誰かと誰かが出会って、うまくいったり、 いかなかったりするだけだってね。そう思えば、俺の家族は、誰も傷つかずに済む。組み合わせの不幸だったって。――けど、そんなのが愛なんだろうか・・・うーん、また難問。 彼は今、久美といる時の自分が好きだった。他の誰といる時の自分よりも好きで、この自分なら愛せるのかもしれないという気が初めてしていた。なぜ人は、ある人のことは愛し、別のある人のことは愛さないのか?――愛とは、相手の存在が、自らを愛させてくれることではあるまいか?彼は今、誰よりも久美を愛していた。そして、 彼女の笑顔が、自分の傍らにある時にこそ、最も快活であって欲しかった。彼女にとっての自分が、そういう存在でありたかった。 スタンディング・オヴェーション、拍手喝采、素晴らしい舞台をありがとう! それと書くのを忘れていたけれど、あのオロチに乗っている人、最初からムカつく存在だったけれど、小説にはああいう人が必要なんだろうなあ。あの人がいることで気付かされることとかがあるわけだしなあ。俳優にもいるなあ。名前は知らないけど。
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