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孤鷹の天(下) 徳間文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2013/09/06 |
JAN | 9784198937423 |
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孤鷹の天(下)
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商品レビュー
4.8
5件のお客様レビュー
(Yodobashi電子書籍版) なるほど、下巻はかなりフィクション色が強くなるのか。歴史とはかけ離れてきている部分がちょっと引っかかるけど、面白さは増す。これが奈良時代と思われるとちょっと困るけど。その時代らしさをまとったパラレルワールド小説としては一気に読める面白さ。まあでも...
(Yodobashi電子書籍版) なるほど、下巻はかなりフィクション色が強くなるのか。歴史とはかけ離れてきている部分がちょっと引っかかるけど、面白さは増す。これが奈良時代と思われるとちょっと困るけど。その時代らしさをまとったパラレルワールド小説としては一気に読める面白さ。まあでもこの著者の奈良時代物は、読んでいてどうしても細かいところでそれはどうかなという部分が出てくるのでもういいかな。(へたに学生時代に続日本紀などをかじったもので…)
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2019年ベストの小説。 国を思い、義を貫く若者たちの生き様を描いた奈良の時代小説。 ■各人物の義を通す姿が熱い 斐麻呂、雄依、上信を中心に仁義、仲間を最後まで優先させる姿に心惹かれる。それ故に政変に巻き込まれ、生まれる悲劇がより悲しく、涙を誘ってしまうのだと思う。 また...
2019年ベストの小説。 国を思い、義を貫く若者たちの生き様を描いた奈良の時代小説。 ■各人物の義を通す姿が熱い 斐麻呂、雄依、上信を中心に仁義、仲間を最後まで優先させる姿に心惹かれる。それ故に政変に巻き込まれ、生まれる悲劇がより悲しく、涙を誘ってしまうのだと思う。 また、義を貫く彼らへの単純な憧れの気持ちが強い。最も好きなキャラクターは光庭で、同じ気持ちやプライドはあるのに、現実を見ると冒険はできず、保身に守ってしまう。そんな自分が情けなくてならない。この苦しむ姿は多くの現代人が共感するところだと思う。そこを作者は否定せず、そういう人も必要だと上信に言わせるのも憎い演出。同じことは清野にも言える。途中までは憎たらしい清野も冷静に考えれば決して批判できない。 ■格言の引用が何よりも良い p193与に学ぶべきも、いまだ与に道を適くべからず。与に道を適くべきも、いまだ与に立つべからず。与に立つべきも、いまだ与に権るべからず。 →まさにその通り。同じ信念でも下す決断は違うし、それは誰かに否定されて良いものではない。 p341滄浪の水、清まば、以って汝が纓を濯うべし。滄浪の水、濁らば、以って汝が足を濯うべし →清濁に身を委ね、柔軟に生き延び、次の機会を待て。 まだまだ、赤土と斐麻呂の関係やそこにある奴隷制度、差別問題、磯部王や、山部王(桓武天皇)など、語ろうとすれば語り尽くせない、盛りだくさんの小説。
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涙なしには読めなかった。。。それぞれがそれぞれの義を貫く姿に何度胸が熱くなったことか。1人1人の生き様が鮮明に心に焼きついた。
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