乙女ゲーム世界で主人公相手にスパイをやっています(1)

香月みと(著者)

• 販売会社／発売会社: アルファポリス
• 発売年月日: 2013/08/26
• JAN: 9784434182525

商品レビュー

2024/02/12

(お気に入りで、もう何度目かの再読です)

«ミッション:人の恋路を妨害せよ！？»
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｢今から俺の言うことを、どうか頭がおかしいなんて思わずに聞いてくれ｣

高校入学直前に、この世界がとある乙女ゲームの世界であること、そして従兄弟の日比谷和翔は前世の記憶があり、今の彼自身がそのゲームの攻略対象の一人であると聞かされた、新見詩織。
ヒロイン愛川マリアに恋をしてロリコンになりたくないというザンネンな理由で自分から彼女を遠ざけて欲しいとお願いしてきた和翔に協力し、彼女を見張ることに。
しかし、ヒロインの彼女も少し様子がおかしいようで…？

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通常の恋愛小説であればヒーローとヒロインの恋をキュンキュンドキドキしながら見守るものだと思うのですが、本書ではヒロインに怪しまれないように行動する詩織の姿を、ヒヤヒヤドキドキしながら見守るという珍しい(?)読書体験ができます。
詩織自身には前世の記憶は一切無いので、彼女と同じ目線で、次に何が起こるか分からない状況を楽しめるのも面白いです。

もちろん、恋愛要素の｢ドキドキ｣も満載。昨今の乙女ゲームを舞台とした小説では珍しいくらいの常識人でありながら、次々と攻略対象とのラブハプニング(またの名をゲームイベント)に巻き込まれてしまう詩織。ヒロインに怪しまれ、攻略対象に興味を持たれてとなかなかに危うい状況の中で進んでいく物語は、一瞬たりとも目が離せません。

2018/10/25

「恋愛シミュレーション」のゲーム世界に半ば無自覚に入り込んでしまったという
男子向けライトノベルでもよくみかける設定
視点主人公のほどよい賢さでの描かれ方が大変良くできているが
ライバルのキャラクタが対して弱く
さらに別に探偵役の話を牽引するキャラクタも必要だったと思う

2016/10/23

文庫版で既読。冷静に見ると、マリア嬢の行動痛いなぁ。乙女ゲーであれば普通なんだけど。委員長攻略できないかな。いいキャラしてるし。