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壱里島奇譚 祥伝社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2013/09/03 |
JAN | 9784396338718 |
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壱里島奇譚
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商品レビュー
3.5
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不思議な現象が起きる離島のハートフルSFファンタジー 商社を退職しようとしていた宮口翔一は、栖本常務からの特命で「おもしろたわし」の生産地である熊本県の離島 壱里島を訪れる その人情味溢れる小さな島では、最近急に元気になった老婆や見知らぬ来訪者など不思議な現象が起きていた 島を...
不思議な現象が起きる離島のハートフルSFファンタジー 商社を退職しようとしていた宮口翔一は、栖本常務からの特命で「おもしろたわし」の生産地である熊本県の離島 壱里島を訪れる その人情味溢れる小さな島では、最近急に元気になった老婆や見知らぬ来訪者など不思議な現象が起きていた 島を訪れていたオカルトライターの機敷埜風天は、島が強力なパワースポットだと主張する 翔一は滞在している間に、島の過疎・高齢化に伴う新たな施策の政治対立に巻き込まれるが、果たしてどんな結末を迎えるのか?なお話 梶尾真治は「怨讐星域」を読んだ事があるので、SFのイメージがあった おもしろたわしの特徴なんかはSF的に結構面白いギミックと思ったけど、そんなに深堀りされなかったのは残念 最後まで読んでみると一応SFっぽくはあるものの、ファンタジーと言った方がしっくりくる 島民との交流、政治的な対立、島の将来について、地域活性化の方法という流れは、地域振興小説としても読める トントン拍子に行きすぎなご都合主義をファンタジー設定で解決しているだけですからねぇ 放射性廃棄物最終処分場に関しては、色々と課題はあるのは事実なわけで 解説でも書かれてある通り、東日本大震災の前に書かれていた小説というのも不思議な縁ですね 実際問題として、最終処理場をこのまま決めずに原発の側に置いておくというのかなりのリスク なんだけど、どこの自治体にしても受け入れるには乗り越えるべきハードルがあるからなぁ 町長の佐々木さん 物語でありがちな私利私欲のためではなく、確固たる目的を持った主張なのは好感が持てる ----------- 翔一は、改めて思ってしまう。世の中には本当の悪人というのは存在しないのかもしれない。人は本質的には善意で行動するのだが、ほんの少しずつ価値基準がずれてしまったまま行動してしまう。それが結果として、最悪の場合、国際紛争のような形に発展してしまうのではないか。一人ずつを見れば、本当にいい人なのに。 ----------- まぁ、何事も根本は同じなのに、目的や手段の違いによる争い事はあるからなぁ この島の描かれている住人達は皆善人のようでも、やはりそれが起こるというのがよくわかる 島の人達の生活に憧れる面がないでもない 島の一風変わった食材や食べ物の描写はとても美味しそう 島民の気の置けない人間関係も地方独特なものだけど、皆善意なのがよくわかる そんなのんびりした生活もいいかなとも思う ただ、離島の生活は不便なところも多いので、やはり利便性って大事だな
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カジシンらしいほんわかしたファンタジー。もうちょっとSF的な解決を期待していたけど、最近のカジシンはこういうのが書きたいのかなぁ。昔のSF短編を読み返したくなった。
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たわしに始まり、不思議な存在、地元民とのふれあい、 離島の過疎・高齢化、政治対立、環境問題、地域振興 盛り込みすぎ?でチョッと物足りなさもあるので ☆は3つ。ひとネタずつ短編でシリーズ化して 欲しかったかも。 ラストはそうなるんじゃないか、と思いながらも そうなってほしいという...
たわしに始まり、不思議な存在、地元民とのふれあい、 離島の過疎・高齢化、政治対立、環境問題、地域振興 盛り込みすぎ?でチョッと物足りなさもあるので ☆は3つ。ひとネタずつ短編でシリーズ化して 欲しかったかも。 ラストはそうなるんじゃないか、と思いながらも そうなってほしいという形でおさまりそうで 温かい気持ちで、ふんわり読み終われる。 機敷埜 風天氏登場。(必要か?)
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