
- 中古
- 書籍
- 書籍
- 1221-05-07
海賊女王(下)

定価 ¥2,200
825円 定価より1,375円(62%)おトク
獲得ポイント7P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2013/08/23 |
JAN | 9784334928933 |
- 書籍
- 書籍
海賊女王(下)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
海賊女王(下)
¥825
在庫なし
商品レビュー
4.3
40件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かったー。 とにかく話が細かいので、詳細を忘れないうちに、と一気に読んだ。 流石に後半は息切れしたけど、上巻よりも下巻の方が面白かった。 一気にみんなが歳をとっていく様は笑った。が、そこからが長いのでした。 下巻、まずは登場人物一覧が職を放棄してて困った。 必死でヘンリー・シドニーを探した5分間を返して欲しい。 隻眼の商人みたいな雑魚キャラすら上巻では載っていたのになぜ。。。 そして下巻ものっけから誤字。 イニシュモア島はアラン諸島でしょ。正しくはイニシュケア島だ。 ずっとクレア島のクレア城=ベルクレア城だと思っていたので、途中で違う城だと知ってびっくり。 ちゃんと全部地図に載せてくださーい。 あとの版では修正されているのを願う。 ワイルドな戦争が続くアイルランド編よりも、イギリス編の方が権謀術数で面白いなと思ったけど、こっちも本当に血みどろで嫌な世界だ。 イギリス編にでる登場人物の多くが、私が既に、マンガ7人のシェイクピアで見かけていた人物だったので理解が早かった。ありがとう。 グローニャとエリザベスの会見が全てにおけるハイライトなんだろうけど、そこが全然登場しないのが面白い。 でも結局、イギリスに屈するか、仲間内で揉め続けるアイルランドで戦えるのか、で迷っていく。 敵の敵は味方のはずが、なんとも複雑に族長同士が絡み合っていく。 ヒュー・オニールは史実ではこのあとどうなったんだろうと心配だったけど、処刑されたりはしなかったらしいと知りホッとした。 むしろ刑死したのはエッセクス伯とウォルター・ローリーという皮肉。 (しかもエッセクス伯の奥さんがウォルシンガムの娘ということに加えて、ヘンリー・シドニー未亡人だったとあとで知ったので、ここにメモしておく) ネタバレにチェックしたので書いちゃいますけど ロイ!やっぱりいたんかーい。しかし意外と軽い扱い。死に方が辛い。 ハウと騙されてた兄ショーンはどうなったの。いつのまにか消えてて笑った。私が盛大に見逃しただけ? 私はてっきり、ナサニエル=オーランドかと思ってた。そうか、ネルのほうに秘密があったのね。 クリフォードさん、かわいそす。いい人だったのにゆっくり沼に沈んで死んだおじさん。 オウエン、やっぱりかわいそうすぎませんか。マロウより可哀想だよ。 そして、オシーン!!死んじゃって、、、あうあうあ。私もオドンネルの皮剥ぎ手伝うzeeeと思った。 支配者が善人のほうが手に負えない、じわじわ懐柔されていく、という流れにはなんとも言えなくなった。じっさい、ティボットにはその考えが起きていく。 同じゲールでも、同じクラン(族)でも世代や個人で考えも変わるし、一枚岩にはなりきれない。過去の怨嗟も周囲のクラン同士に蔓延る中、手を携えてイングランドに蹶起しようというのは確かに難しい。 なんとか関係を作り上げたアイルランド総督も、数年で交代していく。 次のやつとまた一から関係を作らねばならず、どんな人間か来るかは賭けに近い。 それに大きく左右されていくアイルランド庶民たちの命。 他国からの支配を受けていく、というのはとんでもなく苦しいことだ。 実際、アイルランドの紛争は島を二分し、今も深い深い禍根を残していく。 クロムウェル以前にもうこんなにドロドロなんだし。 アイルランドは北海道より少し大きいと栩木さんの本に繰り返し書かれているが、歴史もやはり似ていると思う。 松前藩もそれなりに彼らを搾取し、差別してきたことは「黒船前夜」でも読んだ。 幕府が長らく蝦夷地に無関心だったのが、アイルランドより幸運だったのかも。 以下は余談。 グローニャネキがアランと体の関係を持つのはまあありそうな展開なんだけど、うっすら嫌だった。でもまあ描写がアッサリしてるからいいか。いや、でも。みたいな気分で読んでいた。 この2人ってほとんど家族だし、同志、相棒、従者、夫的存在、となるんかなあ。長年の絆ってことで。 下巻でいろんな人が消えているのはなんだろう。 ブローナンとかクールミーンが空気すぎる。 そしてあんなに思わせぶりだった、トイリーの過去は出てこないのかよーーー。ちょっと拍子抜けでした。 ビンガムは外道&邪道ですが、植民地での戦争ってこういう奴が死ぬほどいたに違いない。イギリスに限らず。でもイギリスが世界中でやったことがこれだよね。 最後に。1番の功労賞は船でも砲台でもなく、鳩だよなあと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
全体的に興味深かった。 ただ、私の場合は、特にロバート・セシルに興味を持っていったので、オーランドの秘密が知れたあたりからは雑に感じた。ロイも再会までは面白かったのに再会したあとは呆気なく感じたし、オーランドも結局オーランドの気持ちがよくわからなかった。 ただ時代と題材は興味深かったし、文章も面白かった。読ませたいものと読みたいものが違った印象。
Posted by
『聖餐城』同様、まだ海の狩人たちが横行していた時代のイングランドを舞台に繰り広げられる歴史小説。流血と略奪、この世の恐ろしいもの全てを生きるために使う男たち。言わずもがな、主従とも魂の双子ともいえるグラニュエルとアランが物語を彩っていましたね。
Posted by