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生理用品の社会史 タブーから一大ビジネスへ
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生理用品の社会史 タブーから一大ビジネスへ

田中ひかる(著者)

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生理用品の社会史 タブーから一大ビジネスへ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミネルヴァ書房
発売年月日 2013/08/12
JAN 9784623066919

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生理用品の社会史

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商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

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2024/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

生理を含めた女性の生活史のようなものを読みたくなり手に取った一冊。第3章の「使い捨てナプキンの登場」のところが一番面白かった。 月経について穢として扱われ、まるで罪人のような扱いを日本も含めた世界のあちこちで行われてきた歴史、宗教観にも考えさせられた。

Posted by ブクログ

2023/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自らのための備忘録  私は若い頃から「経血の処理方法」について興味があり、祖母やそのまた昔の女性はアンネナプキンもない時代にどのように毎月の経血を処理してきたのだろうかと常々疑問に思っていました。たまたま見かけたので、図書館で検索して借りました。  本書を読みながら、私もこういう研究がしたかった、研究者としての人生を歩みたかったと思いました。若い頃には、研究者として生きていく生き方があるなんて思いもよらないことでした。しかし「あとがき」を読んで、私は著者よりひとまわりほど年齢が上なので、若い時に研究者の道を選んでいたら、明治生まれのおばあさん達に聞き取り調査できたのにと悔やむ思いです。大正時代や、特に物のない戦中戦後はどうなさっていたのか聞くことができたのにと思いました。  本書は、私の興味ど真ん中なのですが、残念ながら、案の定「推定される」ことばかりで、しかもこれは私が「推測していた」こととほぼ変わりないということがわかりました。それでも研究者が、古事記や魏志倭人伝まで当たって調べてくれたお陰で、民衆史というのは、権力者の歴史と違って、毎月の経血処理についても殆ど一切の文献がないことを改めて確認させられました。それはそれで貴重なことです。  女性の穢れ、不浄について参考になる書物がいくつか紹介されています。特に次の2冊は是非読んでみたいと思いました。 ◇ 成清弘和『女性の穢れの歴史』塙書房2003年 ◇ 宮本登『ケガレの民俗誌——差別の文化的要因』人文書院1996年  また、アンネナプキンのスタートアップ期の興味深い書物もあります。 ◇ 渡紀彦『アンネナプキン課長』日本事務能率協会1963年(都立多摩図書館にあることを発見!) ◇ 片柳忠男『アンネの秘密——考えるとき成功がはじまる』オリオン社1964年  それにしても、アンネ株式会社設立の経緯に、私は胸打たれました。本当に感銘を受けました。それまで「月経小屋」に閉じ込められたり、「月の穢れ」「血の穢れ」と、食事も家の外で取らねばならず、《このように軒下や玄関先で食事をしている彼女達の前を、小学校から帰る子供達が通っていく。その子供達には経血を不浄と見なす言説が自然と浸透しており、特に男児は、指を差したり、蔑んだ言葉を投げて通っていくのである》(p.81)というような時代を変えた功績は、言葉にできないほど大きいものでした。  初代社長の坂井泰子、夫の秀彌、ミツミ電機社長の森部一、元産経新聞社の広告部員だった初代PR課長だった渡紀彦。できるものならば、おひとりおひとりを訪ねて行ってお礼を言いたいほどです。皆様のおかげで、《長い間月経に付されてきた「恥ずべきもの」「隠すべきもの」というネガティブなイメージ》(p.152)が払拭されたのです。おかげで、1959年生まれの私は、随分と生きやすい日々を送ることができました。私は、小学生の頃、小田急線に乗って小田原に向かって走っていると、伊勢原辺りにアンネの大きな工場と看板があったことをよく覚えてます。  それでも月経へのタブー視感は、私が生理用品を使っていた1970年代から2010年頃までもまだまだ残っていました。そもそも「タブー」という言葉の語源は、18世紀後半にキャプテン・クックが訪れたポリネシア語で「月経」を意味するtabu or tapuだったと本書で初めて知りました(p.55)。  本書には、渡辺圭が1980年に書いた「生理用品国際比較」という記事によればフランスには大正時代(1912〜26年)から「レンタルナプキン」という制度があり、それは「業者から定期的に送られてくるナプキン(布ナプキン)を必要に応じて使い、それらを汚れたままためておき、月経が終ったら油紙にくるんで送り返す」というサービスが紹介されています。(p.227) 著者は、日本では「生理は不浄で、人に見せるべきものでもないものを、業者に託すなどという発想が浮かぶはずもない」と述べていますが、私自身、1990年代にドイツ人の同僚と初対面の時に、トイレに案内したら「お待たせしてごめんなさい。今日は月経の2日目だからちょっと時間がかかっちゃったわ」と言われ、日本人同士では、よほど親しい友人でもこういう会話はしないと思った記憶があります。  生理用品のCMについても興味深く読みました。市販の生理用品史と自分の人生が重なる世代ですが、CMの話題に笑福亭鶴瓶が触れられていなかったことには意外な感じがありました。男性を初めて起用したCMは当時大いに話題になりました。  全体を通じて大変興味深く、面白く読みました。またとても刺激を受けました。

Posted by ブクログ

2021/11/24

タブー視されるようになる前の時代からの考察。 私の世代ではタブーというよりは不浄視の方が近いか。 生理的な現象ではあるが、やはり他の人の目につかせないようにとは思ってしまう。気づかせない、口にしないというところまではいかないので、タブーとは違うし、完全な不浄視ともいえないかもしれ...

タブー視されるようになる前の時代からの考察。 私の世代ではタブーというよりは不浄視の方が近いか。 生理的な現象ではあるが、やはり他の人の目につかせないようにとは思ってしまう。気づかせない、口にしないというところまではいかないので、タブーとは違うし、完全な不浄視ともいえないかもしれない。過渡期かもしれない。 最後の方で触れられていた、月経カップはこれから経産婦中心にメインになっていく可能性はあるのではないかと思う。

Posted by ブクログ