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生理用品の社会史 タブーから一大ビジネスへ
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生理用品の社会史 タブーから一大ビジネスへ

田中ひかる(著者)

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生理用品の社会史 タブーから一大ビジネスへ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミネルヴァ書房
発売年月日 2013/08/12
JAN 9784623066919

生理用品の社会史

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商品レビュー

4

17件のお客様レビュー

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2026/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【生理用品の社会史――タブーから一大ビジネスへ(田中ひかる)】 308ページすべて生理と生理用品の話(笑)。 第1章 ナプキン以前の経血処置――植物から脱脂綿まで 第2章  月経タブーの歴史――各地に残る痕跡 第3章 使い捨てナプキンの登場――アンネ社の果した役割 第4章 今日の生理用品――選択肢の広がりと新たな月経観 という構成。 社会「史」というタイトル、そして「最も正確で詳細な本をまとめたい」と「あとがき」にある著者の言葉の通り、豊富な資料や取材に基づき「生理用品の進化」がまとめられている。 著者が、フェミニズムや特定の主義主張に寄ることなく、(時にそのような先行論文に疑問を呈しながら)資料に基づく中立的見解に立っている点に、とても好感が持てる。一貫して中立的だが、巻末で「世界には今も、不十分な経血処置によって活動を制限されたり、感染症に罹ったりする女性が大勢存在する」ことに触れ、「すべての有経女性たちが経血処置に悩まずに済む状況を願わずには得られない」と自身の思いを述べているのにグッとくる。「日本の歴史」を通して「世界の今」を見つめる研究者の視点が素敵だ。 第3章、アンネナプキンの誕生、営業、広告のストーリーは「プロジェクトX」の世界。生理を体感できない広告責任者の男性が取った行動と、その男性による描写(引用文)がすさまじい。 巻末付録の「アンネ社広告図鑑」はおしゃれで見ていて楽しい。

Posted by ブクログ

2024/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

生理を含めた女性の生活史のようなものを読みたくなり手に取った一冊。第3章の「使い捨てナプキンの登場」のところが一番面白かった。 月経について穢として扱われ、まるで罪人のような扱いを日本も含めた世界のあちこちで行われてきた歴史、宗教観にも考えさせられた。

Posted by ブクログ

2023/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自らのための備忘録  私は若い頃から「経血の処理方法」について興味があり、祖母やそのまた昔の女性はアンネナプキンもない時代にどのように毎月の経血を処理してきたのだろうかと常々疑問に思っていました。たまたま見かけたので、図書館で検索して借りました。  本書を読みながら、私もこういう研究がしたかった、研究者としての人生を歩みたかったと思いました。若い頃には、研究者として生きていく生き方があるなんて思いもよらないことでした。しかし「あとがき」を読んで、私は著者よりひとまわりほど年齢が上なので、若い時に研究者の道を選んでいたら、明治生まれのおばあさん達に聞き取り調査できたのにと悔やむ思いです。大正時代や、特に物のない戦中戦後はどうなさっていたのか聞くことができたのにと思いました。  本書は、私の興味ど真ん中なのですが、残念ながら、案の定「推定される」ことばかりで、しかもこれは私が「推測していた」こととほぼ変わりないということがわかりました。それでも研究者が、古事記や魏志倭人伝まで当たって調べてくれたお陰で、民衆史というのは、権力者の歴史と違って、毎月の経血処理についても殆ど一切の文献がないことを改めて確認させられました。それはそれで貴重なことです。  女性の穢れ、不浄について参考になる書物がいくつか紹介されています。特に次の2冊は是非読んでみたいと思いました。 ◇ 成清弘和『女性の穢れの歴史』塙書房2003年 ◇ 宮本登『ケガレの民俗誌——差別の文化的要因』人文書院1996年  また、アンネナプキンのスタートアップ期の興味深い書物もあります。 ◇ 渡紀彦『アンネナプキン課長』日本事務能率協会1963年(都立多摩図書館にあることを発見!) ◇ 片柳忠男『アンネの秘密——考えるとき成功がはじまる』オリオン社1964年  それにしても、アンネ株式会社設立の経緯に、私は胸打たれました。本当に感銘を受けました。それまで「月経小屋」に閉じ込められたり、「月の穢れ」「血の穢れ」と、食事も家の外で取らねばならず、《このように軒下や玄関先で食事をしている彼女達の前を、小学校から帰る子供達が通っていく。その子供達には経血を不浄と見なす言説が自然と浸透しており、特に男児は、指を差したり、蔑んだ言葉を投げて通っていくのである》(p.81)というような時代を変えた功績は、言葉にできないほど大きいものでした。  初代社長の坂井泰子、夫の秀彌、ミツミ電機社長の森部一、元産経新聞社の広告部員だった初代PR課長だった渡紀彦。できるものならば、おひとりおひとりを訪ねて行ってお礼を言いたいほどです。皆様のおかげで、《長い間月経に付されてきた「恥ずべきもの」「隠すべきもの」というネガティブなイメージ》(p.152)が払拭されたのです。おかげで、1959年生まれの私は、随分と生きやすい日々を送ることができました。私は、小学生の頃、小田急線に乗って小田原に向かって走っていると、伊勢原辺りにアンネの大きな工場と看板があったことをよく覚えてます。  それでも月経へのタブー視感は、私が生理用品を使っていた1970年代から2010年頃までもまだまだ残っていました。そもそも「タブー」という言葉の語源は、18世紀後半にキャプテン・クックが訪れたポリネシア語で「月経」を意味するtabu or tapuだったと本書で初めて知りました(p.55)。  本書には、渡辺圭が1980年に書いた「生理用品国際比較」という記事によればフランスには大正時代(1912〜26年)から「レンタルナプキン」という制度があり、それは「業者から定期的に送られてくるナプキン(布ナプキン)を必要に応じて使い、それらを汚れたままためておき、月経が終ったら油紙にくるんで送り返す」というサービスが紹介されています。(p.227) 著者は、日本では「生理は不浄で、人に見せるべきものでもないものを、業者に託すなどという発想が浮かぶはずもない」と述べていますが、私自身、1990年代にドイツ人の同僚と初対面の時に、トイレに案内したら「お待たせしてごめんなさい。今日は月経の2日目だからちょっと時間がかかっちゃったわ」と言われ、日本人同士では、よほど親しい友人でもこういう会話はしないと思った記憶があります。  生理用品のCMについても興味深く読みました。市販の生理用品史と自分の人生が重なる世代ですが、CMの話題に笑福亭鶴瓶が触れられていなかったことには意外な感じがありました。男性を初めて起用したCMは当時大いに話題になりました。  全体を通じて大変興味深く、面白く読みました。またとても刺激を受けました。

Posted by ブクログ

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