大阪ビル景

石原祥【写真・文】

• 販売会社／発売会社: 光村推古書院
• 発売年月日: 2013/08/01
• JAN: 9784838104925

商品レビュー

2022/10/25

全ページカラー、竣工年･高さ･延床面積･施工会社･設計･所在地が写真と短い解説とともに紹介されている。
エリアごとに分けられ、マップや索引まであるので大阪市内のビルはある程度把握できると思う。過去のBCS賞の受賞歴まで紹介されている。(大阪市に限るが)ビルファンビギナーにはまず勧めたい一冊。

高層タワーだけじゃなく、レトロ建築(北浜付近の大正モノ)やパッと目を引くこだわり建築(オーガニックビルや木材会館)など個性豊かなビルが揃う。

今まで単に”建物”という大きな括りでしか見えていなかったものが、個としての名称やデータを知った途端、そのビルは個性を主張し始め親しみのある建物となる。 通りがかりに街中で"顔馴染み"のビルが増えて楽しくなった。

※ちなみに2013年発刊なのでそれ以降の新築は掲載されていない。
取壊されてしまったものもありそうだ。
類似本に超高層ビビるシリーズがあるが、あちらはとにかく掲載数が半端ない。しかもシリーズで続く。 最低限の情報(築年、高さ、所在地)だけ、ひたすらビル写真が並ぶ。 たくさんビルを見たいんだ！って人にはビビるシリーズ、かなりおススメ。 　 本書『大阪ビル景』も古物“中央公会堂”から築浅“あべのハルカス”と、幅広くその数161棟、じっくりビルを愛でたい人は楽しめると思う。

2020/03/08

大阪のビルカタログ

消えゆくビルへの視点があったり、戦前の大大坂時代と現代の超高層を併記で並べてあるので、個人的には色々と背景や今後の展開をイメージしながら眺められて良い一冊です。

2014/11/25

ビルマニアのライターさんが書いた大阪のビル写真集です。
私は建設中ビルマニアですが。
設計・施工が書かれていて興味深かったです。
早速建設会社に勤めている人に薦めました。