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新編 語前語後 朝日文庫
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新編 語前語後 朝日文庫

安野光雅【著】

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新編 語前語後 朝日文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2013/08/07
JAN 9784022647146

新編 語前語後

¥330

商品レビュー

5

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2025/10/05

2013年刊。2冊のエッセイ集、『村の広場』(2002)と『語前語後』(2008)からセレクトした新装合体版。 日々のメモ、数々のエピソードが繰り出される。トリビアやアイデアの陳列室のようでもある。全部ひっくるめて、安野光雅的ということかな。 話題は多種多様、多岐にわたる。教師生...

2013年刊。2冊のエッセイ集、『村の広場』(2002)と『語前語後』(2008)からセレクトした新装合体版。 日々のメモ、数々のエピソードが繰り出される。トリビアやアイデアの陳列室のようでもある。全部ひっくるめて、安野光雅的ということかな。 話題は多種多様、多岐にわたる。教師生活が長かっただけあって、その時のエピソードが印象的。 たとえば、ある子は、刺繍の状差しを作る家庭科の授業で「根の公式」を刺繍した。先生から、ふざけていると怒られた。ある子は、新美南吉の『手袋を買いに』の感想文に、キツネの手には毛が生えているので手袋はいらないんじゃないかと書いた。これまた、ふざけていると怒られた。安野先生は、その子らがふざけているのではないことを知っている。画一的な草花の刺繍ではなく、「根の公式」の刺繍だっていいではないか。手袋はいらないというほうが論理的ではないか。

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2013/09/08

 確か「遊びの博物誌」か何かで氏の名前を知ってはいたのだが、数学系の人かと思ったら絵本作家とのこと(失礼しました)。ネタが数学もの?を多く取り上げていて、それが新鮮でよかった。数字をふっているのも、長さがばらばらなのも面白い。パズルものは必死こいて解いてしまった(回答はなかったが...

 確か「遊びの博物誌」か何かで氏の名前を知ってはいたのだが、数学系の人かと思ったら絵本作家とのこと(失礼しました)。ネタが数学もの?を多く取り上げていて、それが新鮮でよかった。数字をふっているのも、長さがばらばらなのも面白い。パズルものは必死こいて解いてしまった(回答はなかったが)し、時事ねたが最近のものまであり、自分にはてんこもりの内容で満足。他の著書もあるらしいので探しているのだが、いまだ見つからず。

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2013/08/12

既刊『村の広場』(2002)『語前語後』(2008)から内容を取捨した合本。 174ページの156/352番以降が『語前語後』だが、同書に収められていた森毅との初対談ははいっていない。 1997年頃から2008年頃までの十数年間に見聞きしたニュース、読んだ本に触発されて思うこと、...

既刊『村の広場』(2002)『語前語後』(2008)から内容を取捨した合本。 174ページの156/352番以降が『語前語後』だが、同書に収められていた森毅との初対談ははいっていない。 1997年頃から2008年頃までの十数年間に見聞きしたニュース、読んだ本に触発されて思うこと、珍談、身辺雑記など350題余。安野さんのこのジャンルの本は読めばなんらかの拾いものがある。 2000年頃にインターネット葬について書いている(115 さる出版社より、自分の死亡記事を書く試みに加わらないか、と言ってきた…)。まさか20年後に世界的な感染症禍のために葬儀のネット中継/参加が現実になるとは思いもよらなかっただろう、でもコロナ禍のニュースを見ながら思うことはあったかもしれない。それを読みたかったなと思う。去年(2020年)8月に出た「私捨悟入」が最後のエッセイ集となるのだろうか?

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